ウチューのトチュー ~  池田モノリス -92ページ目

(1007)ジェーン・バーキンの挑発


ウチューのトチュー ~  池田モノリス-スカスカでおセンチな三日月
(1007) 
ジェーン・バーキンの挑発
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス-ジェーン・バーキン
 
「オレは、ジェーン・バーキンの方が
クラクラまぶしかったけどね…
オールヌード・シーン。モノリスも観た?」

コンパスがまだ「未経験」だってこと、僕はとっくに気づいていた。
僕もタッチの差だけど、バレないようにしている。

「当然!なんか一瞬だけだったけど、
そこだけネガみたいに反転になってた。
それでも確かイギリス映画史上初のオールヌードだもん。
で、関西じゃ翌週から、そのシーンがカットになってさ」

あの時、次の日の新聞見て心臓が止まりそうになった。
ワイセツ何とか罪で、僕はきっと警察に捕まるんや!って。

「何だか主役の女優のこと、あんまり憶えてないよなぁ」
 
と、発情期の連帯感に燃えるコンパスを、
1970年代直前!ロックとセックスと文化の
まぶしい闇に僕は誘う。

「ジェフ・ベックって、ギター弾くのは上手い。
だけど壊すのは、ジミ・ヘンほど得意じゃない。
だから代わりに、ジェーン・バーキンの裸が、ぶっ飛ばした。
ちょい役の20歳の小娘が、映画を。
僕達よりたった2歳上、スゴイよね、アハハ」
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス-1007-2-投石
 
ヘラヘラ、デモを高みの見物の僕らの頭上を
ノーコン学生の投石が、かすめる。

「どこに投げてんだよっ」

「何だよ!ノンポリ、こっち来いって」

デモの連中が一体ドコを目掛けて
石を投げてるのか未だに良く分からない。
ソラに投げたって落っこちるだけなのに。
 
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(1006)ジェフ・ベックとジミー・ペイジの、欲望。

 
ウチューのトチュー ~  池田モノリス-スカスカでおセンチな三日月

(1006) 
ジェフ・ベックとジミー・ペイジの、欲望。
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス
 
 
「欲望ってさ、ヤードバーズが出てたよな。
モノリス、覚えてる?ダンスクラブのシーン。
ジェフ・ベックとジミー・ペイジが、ツイン・リード!」

「ベックがギターをぶっ壊すんだよ。
アンプに何度もぶっつけてさ、もうカッコ良くて…
映画館のみんなも、もう死んじゃうんじゃないかってドキドキした」

「♪ホヨーラーだっけ。勝ち抜きエレキ合戦で安岡力也が歌ってたやつ、
オレはあの曲しか知らなかったけど」

「そいつがヒットしたせいで、クラプトンが抜けちゃったんだよな。
コマーシャル過ぎるとかキレて。 コンパス、知ってた?」

「へぇ、初耳。って言うか…For Your Love って歌ってたのかぁ。

結局さ、アレしか売れなかったんだろ?」
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス
 
 
「最初、ザ・フーに出演頼んだんだよ。
だけど、ギターぶっ壊しにうんざりの
ピート・タウンゼントが話を蹴ったんだって」

「モノリスって、法学部じゃなくてさ
軽音楽部に入れば良かったのに。
司法試験にゃ、ロックの問題出ないし」

「実はさ、入学してすぐカウンセラーに行ったんだ。
退学して再受験したいんですけどって。
あ、けいおん学部…じゃないけどね」
 
 
 
 
 
 
 
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(1005)1969 ~ 1Q Rock ! You

 
ウチューのトチュー ~  池田モノリス-スカスカでおセンチな三日月

(1005)
 1 Q 6 9
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス-1Q69
 
「ウオォーっ!」

ドキドキして頭の中が汗臭いのに、
体中の皮膚はサカナみたいに生ぬるい。
気を許すと剥がれ落ちてしまいそうだから、毛穴まで不安になる。
 
ガタン、ガタン

ジェットコースターで中途半端に上っていく気分。

魂が皮膚から半分ムキダシになっているけど、
空にも道路にも、もう景色全部に
やっぱりモヤがかかっているから、ヒリヒリ痛むわけじゃない。

「キドータイ、カ・エ・レ・っ!」

そうだ。1967、高3の夏。三宮駅前の神戸国際会館。
あの入り口に繋がるアスファルトも、今日の正門前と同じ。
プール裏の更衣室みたいに蒸し暑かった。
 
オドオド隠れて覗きに行った、自分の中の 「欲望」。

あの日の歪んだスクリーンの中と
同じような匂いがして、頭の真ん中が心地よく麻痺していく。
 
 

今、目の前で蠢いているのは、1969,早大正門前。
静かに心拍数が上がっていく途中。

少しはコワいけど、キライな時間じゃない。
 
 

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■1006■ジェフ・ベックと、ジミー・ペイジの、欲望。

Mellow Blue ~ iMonolith
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス
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第1章 スカスカでおセンチな三日月
 
(1006) ジェフ・ベックと、ジミー・ペイジの、欲望。
 
 
「ウオォーっ!」

高3の夏、オドオド隠れて覗きに行った
三宮駅前の神戸国際会館。
あの入り口前の広場も、プール裏の更衣室に蒸し暑かった。

「キドータイ、カ・エ・レ・っ!」

ドキドキして頭の中が汗臭いのに、
体中の皮膚は生ぬるくて
何だかヌメっと剥がれ落ちてしまいそうで
全身がすごく不安になる。
ガタンガタンと
ジェットコースターで中途半端に上っていく気分。

魂が肌から半分ムキダシになっているのに、
空にも道路にも、もう景色全部に
やっぱりモヤがかかっているから、ヒリヒリ痛むわけじゃない。

あの歪んだスクリーンの中と
同じような匂いがして心地よく麻痺していく途中の
静かに心拍数が上がっていく途中。

少しはコワいけど、決してキライな時間じゃない。
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス
 
 
 
「モノリス、見た?ヤードバーズが ダンスクラブのシーンに出てたろ。
ジェフ・ベックとジミー・ペイジが、ツイン・リード!だぜ」

「ああ、ベックがギターをぶっ壊すんだよ。
アンプに何度もぶっつけてさ、もうカッコ良くて死ぬかと思った」

「♪ホヨーラーだっけ。勝ち抜きエレキ合戦で安岡力也が歌ってたやつ、
オレはあの曲しか知らなかったけど」

「それがヒットしたせいで、クラプトンが抜けちゃったんだよな。
コマーシャル過ぎるとかキレて。 コンパス、知ってた?」

「へぇ、初耳。って言うか…For Your Love って歌ってたのかぁ。

結局さ、アレしか売れなかったんだろ?」
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス
 


「最初、ザ・フーに出演頼んだんだよ。
だけど、ギターぶっ壊しにうんざりの
ピート・タウンゼントが話を蹴ったんだって」

「モノリスって、法学部じゃなくてさ
軽音楽部に入れば良かったのに。
司法試験にゃ、ロックの問題出ないし」

「実はさ、入学してすぐカウンセラーに行ったんだ。
退学して再受験したいんですけどって。
あ、けいおん…じゃないけどね」

 
 
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ウチューのトチュー ~ 池田モノリス-ゲバ棒

(1004)秒速、少女m。

 
ウチューのトチュー ~  池田モノリス-スカスカでおセンチな三日月

(1004)
秒速、少女m。 
 
ウチューのトチュー ~ 池田モノリス-1003-2-秒速、少女。

ビュン。
 
背中を風が吹き抜けて
金色の花粉が鼻先をかすめて飛び散った。
ステージのライトよりまぶしくて目がくらみそうになる。
 
セーラー服を夏でふくらませた女子中学生が数人。
僕とコンパスの後ろ、舗道のスキマを
ボンゴみたいに光速ですり抜けて行く。

なんだ。
 
ナツは灰色の汗と、金色の風でできている。

「何だろうな、こういう気分って。
何か似たような映画があったよね。
え~っとさぁ、アントニオーニの何とかっていう…」

コンパスがもどかしそうにつぶやく。

「ああ、何だっけ…」
 
ウチューのトチュー ~  池田モノリス



僕は、灰色のウワの空を黒板代わりにして
難問を解いている最中だから。

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A.光速の宇宙船、
B.女子中学生の白いソックス、
C.ジミ・ヘンのストラトキャスター。


アインシュタイン博士、
世界で一番速く飛べるのは、
どれですか?

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「え~っとさぁ、アントニオーニの何とかっていう…」
 
コンパスは、さっきの問題をまだ解けないでいるけど

「ほら、高3の時、一緒に学校さぼって」
 
灰色の脳細胞の奥で、やっと答えを見つけた。
 
「ああ、三宮で封切り初日に観た」
 
「…欲望じゃない?」
 
僕の頭の中でロンドンがスウィングし出した。


 
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