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映画のレビューを中心に、個人的に挑戦したことの記録や、日常についてなど。

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『ホビット 決戦のゆくえ』★★★★★
*種族同士の戦いと熱い友情*

情報ページ

計6作、時間にして20時間を超える、ファンタジー大河シリーズ、堂々完結!もう中つ国も見納めか・・・と思うと、寂しい気持ちも。

物語は、『ホビット』前2作で広げた話の回収なので、驚きがあるわけではないが、だからこそ素直に熱い。

典型的に傲慢なドワーフ王、トーリンは、前作からの流れ通り、エレボールを取り戻した途端にひきこもり、周りから心を閉ざす。裏切られた種族の歴史から、猜疑心にかられ、誰も信じられなくなる。そんな彼を変えていくものとは?やがて選び取る行動とは?

徹底的に描き込まれるディテール、てんこ盛りにエピソードを盛られていく展開は、これまでのシリーズ作の中でも随一だが、食傷を起こさないのは、やはり明快な熱いドラマという要素はブレないからだろう。

『ロード・オブ・ザ・リング』では、指輪という存在の大きさによって霞みがちだった、ホビット、ドワーフ、エルフ、人間、オーク、ゴブリンといった各種族の特徴、それぞれに対する印象なども強調される。これが分かっているほど、このシリーズは面白いんだろうなーと感じた。もう一度『ロード~』シリーズも見返したい。いや、その前に、もう原作小説から・・・どーしよう!ちょっとハードル高いけど!

キャラの中では、なんだかんだ言ってやっぱりビルボ・バギンズが素晴らしく愛おしい。力がすべてと思われがちなこの世界で、小さくて弱い者の勇気と真心こそが人々を悪の手から救う。このシリーズに一貫するテーマだ。そして、その小さく弱い者の心の拠り所となるものこそ、故郷。ラストはやはり、ホビット庄の美しい風景・・・あー、最高!

指輪要素、魔王要素がほぼない分、こじんまりとした世界観にはなっているが、だからこそ分かりわかりやすい、何度も見返したくなる熱い冒険譚に仕上がった。