約一年ほど前、100円ショップで購入したカポックの木。

昨年までの関西時代のひと春を経験し、地元に戻るための引越しの際には、ジッパーの中に吸水ポリマーと共に詰められて運ばれるという、キツイ経験をさせてしまってもなお元気で健気なカポックです。

地元の陽を浴び、成長が追いつかなくなって鉢替えされ、どんどん成長していきました。

やがて冬の寒さに耐えられなくなり、秋の銀杏のような色に変色し削がれていった葉は数知れず・・・・

もうだめかな、なんて思っていたけれど、つい最近の暖かさに回復したのか、弱る葉も近頃見かけなくなっていました。

で、今日気がついたのです。かつて散った茎のたもとに覗く、小さな膨らみ。

冬の終りが近づいて、街にももうすぐ春が訪れようとしています。

雪華が溶け去り、初春の風に変わる頃には、散っていった葉を再び蘇らせて欲しいです。

希望の萌芽。幸せを育んでおくれ。

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