― 昨日の出勤途中での体験から ―
東京メトロ千代田線乗車中だったが、ある駅停車時のことだ。ここは、何駅?答えを1秒で導くナビゲーションの存在を確認できなかった。日比谷ならば降りなければならない。だが車中から「日比谷」であることを確認できる案内板がない。いや、工夫すればその情報にはたどり着けたのだろうが、降りる降りないを瞬時に判断できる正確な情報をキャッチしたかった。もっとも「次は日比谷だから」とか前もって準備していれば、そのような状況には追い込まれなかっただろう。だが適切なナビゲーションが用意されていれば、手間隙かけずに次の行動を促すことができる。特に公共の交通機関という性格ならば、徹底してほしいポイントのひとつである。
好例を挙げると、東急田園都市線の渋谷から二子玉川は区間はわかりやすい。駅の壁面タイルの色で駅を認識させている。池尻大橋がブラウン、三軒茶屋が黄色、駒沢大学が緑、桜新町がピンク、用賀が水色となっている。地下鉄ということで、風景による場所の確認が困難であることが、このような工夫につながっているのだろう。利用者にとって、駅名の表示板を見るより壁面の色でどの駅かを判断している場合が少なくないのではないだろうか。1秒で足りる情報提供という事になる。
最近リニューアルしている駅は、比較的しっかりしたナビゲーションシステムを構築しているように感じるが、まだまだナビゲーションにそれほど重点をおいていないケースも少なくない。
日比谷線のある駅でこれを象徴するような事態に遭遇した。地上への出口階段が非常に狭く、幅2mくらいしかないところがある。のぼり1列くだり1列だ。スペースは仕方ないが、そんな階段の踊り場部分に出口付近の地図が掲出してある。そこで止まってその地図を見ていたらどうなるだろう。どのくらいの人がその階段を利用するかわからないが、交通機関の内部からこのような渋滞に繋がる原因をつくり出しているのは残念だ。スムースな人の流れを考慮していない。
人の動き、流れに配慮したナビゲーションが増えることに期待したい。
- わくわくナビゲーションBOOK Vol.2 夢があなたに近づいてくる! (読むラジオわくわくナビゲーションBOOK (Vol.2))/遠藤 励起
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
