このブログ、交換ブログ形式と名乗っていながら、
最初の自己紹介の時くらいしか後輩であるキミとの絡みがない。
いや、研究室では「昨日のブログ読みました」とか、
「週末はうどん食べてるんだね」とかの会話がある。
しかしながら、我々のブログの内容は自分の言いたいことを言い放って終わりである。
全くの平行線だ。
仲は悪く無い。
お互いのスペースを尊重しあっているのだと信じたい。
さて、今日は平安時代にライバルだった2人について紹介したい。
清少納言と紫式部である。
どちらが、なんの本を書いたでしょう。
正解:
清少納言は随筆分「枕草子」
紫式部は恋愛小説の「源氏物語」
私は勉強がきらいなので、古典や漢文も興味が無いものは勉強しなかった。
ただ、昔の人は恋愛好きで、今と通じる感情がたくさんある、という点では関心がある。
さて、そんな好奇心から読みやすそうな本を探していたところ、
私の好きな恋愛小説家、田辺聖子による「源氏物語」を発見した。
私本・源氏物語 (田辺聖子 著)
田辺聖子は関西を中心とした恋愛小説を書く。
御年、88歳でありながら、いきいきとした数多くの恋愛小説を書いている。
映画になったものでは「ジョゼと虎と魚たち」がある。
彼女の作品の多くは私の母親が若かった頃、携帯もないような時代の小説なのに、
なんの違和感もなく共感できるのは、人間を取り巻く環境ではなく、
男女の本質を描くからだと思う。
そんな彼女が描き出す源氏物語もやはり美しく、キュンとしたり、
やっぱりモテル男はねぇ…と思わされたりするのである。
古典なんて難しいこと考えずに読める。
やはり、小説としての美しさは清少納言より紫式部に軍配が上がる。
一方、枕草子をわかりやすく説明してくれるのはこれだ。
枕草子REMIX (酒井順子 著)
こちらのほうが画像が大きくなってしまったのは元の画像の大きさに依存する。
私はどちらも好きなのだから。
さて、酒井順子は10年ほど前に「負け犬の遠吠え」というエッセーで大注目された。
女性の30代以上、未婚などを自虐的に描いており、
当時、高校生だった私は「おばさんも大変だな」くらいに思っていた。
そんな私も今は未婚のアラサーである。
それはさておき、枕草子だ。
学校で習うと、「春はあけぼの。ようよう白くなりゆく山際・・・」なんて
昔の人は早起きして、風情を感じたりして、現代人とはぜんぜん違うわ。
なんて思ったり思わなかったり。
しかし、酒井順子は教えてくれた。
奴らは夜遊びして朝が明けてしまっていたんだということを!
うっすいツイタテの向こうに男が会いに来てるのを聞こえないふりをして
盗み聞きしたり、
あのこの髪型ださいわよね!って書いているだけなのだ!
酒井順子の言葉を借りれば、枕草子は女子校で回る日刊アタシ的な手紙なのだ。
たしかに、読み進めてみればどうでもいいけど、
わかる~!と共感したくなる他人へのツッコミや持論が面白おかしく書いてある。
文才があるのは紫式部かもしれないが、
同じ女として友達になりたいのは絶対に清少納言だ。
親友になれたに違いない。
![]() | 私本・源氏物語 (文春文庫) 586円 Amazon |
![]() | 枕草子REMIX (新潮文庫) 562円 Amazon |



