Ubuntuのある生活 by 海遊散歩

Ubuntuのある生活 by 海遊散歩

パソコンの買い替えを機に、ふと、OSを無料のLinuxに買えてみようと思い立って、Ubuntuを使い始めました。インストールも簡単で、Windowsからの乗り換えも安易な、Ubuntuを少しずつ自分が使える環境にしていく様子をblogにしてみました。

 
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Ubuntuはインストールでハードウェアの認識もよく、グラフィカルで、Windowsからの乗り換えもしやすと思いますが、グラフィカル過ぎて、スペックが小さいパソコンでもサクサク動くというものではないようです。

Ubuntuにもいろいろな派生ディストリビューションがあるようですので、目的にあったものを選んでみるのもいいかもしれないです。

 ・Ubuntu:元祖Ubuntu。デスクトップはGNOMEベース。
   http://www.ubuntulinux.jp/
 ・Kubuntu:KDEベースのUbuntu。
   http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070406/267672/
 ・Xubuntu :XfceベースのUbuntu。
   http://www.xubuntu.org/
 ・eeeXubuntu:EeePC用にXubuntuをカスタマイズしたOS
   http://wiki.eeeuser.com/ja:ubuntu:eeexubuntu:home
 ・Edubuntu:教育用に特化したubuntu。
   http://distrofreak.seesaa.net/article/6894097.html
 ・Ubuntu Studio:マルチメディア関連を強化したubuntu。
   http://ubuntustudio.org/
 ・EcoLinux:ubuntuをベースにした軽量Linux。
 ・Ecolinux-ez:EcoLinuxに初心者向けにUbuntu標準の設定ツールが使用可能
 ・Ecolinux-light:EcoLiuxをさらに軽量化。
   http://ja.ecolinuxos.com/
 ・gOS:UbuntuをベースにgoogleのWebアプリケーションの利用しやすいようにカスタマイズしたOS
   http://www.thinkgos.com/

ディスクトップパソコン、モバイルパソコンともUbuntuを入れていますが、ディスクトップパソコンはマルチメディア環境を色々試してみたいため、Ubuntu Studioを入れています。常駐ソフトが多いのか、立ち上がりは若干遅めですが、ディスクトップイメージもガラッと変わり、まったく別のOSのようです。
機能は、まだほとんど試していないですが、これからゆっくり楽しんでいこうと思います。
ちなみに初めからUbuntu Studioとしていれられる、isoファイルもある用ですが、CDよりちょっと容量が多いので、DVD-Rなどに焼いて使うようです。
私の場合は、UbuntuからのアップデートでUbuntu Studioにしました。




数あるLinuxのなかで何故Ubuntuを選んだか、一番大きな理由は最近注目されていてLiveCDを入手したことによりますが、使いつづけて見ようと思ったのにはわけがあります。

(1)インストール方法
   Ubuntuには3通りの使用方法があります。

  a)LiveCDからの起動
    CDブートで立ち上げると、パソコンにインストールすることなく、Ubuntuの機能を試すことが
   できます。Windowsの代わりに使えるかどうかは、この起動方法で試すことができます。
    Windowsで使用していた機能が使えるのか?いろいろ試して、今使っている機能を置き換える
   ことは可能と判断しました。
   ・Firefox、Gimp、Open Office orgなど、Windowsと同じアプリがあること。
   ・Wineを使用すると、Windowsのインストールなしに、いろいろなWinアプリを使えること。
   ・DVD、DivXなどのマルチメディア関連の再生ができること。
    (ソフトのインストールが必要ですが)
   ・Windowsとのファイルの共有が可能なこと。
   ・OSだけでなく、アプリのアップデートも自動で通知してくれること。
   ・RAW現像関連のソフトも色々あり、使えそうなこと。
   ただし、この時点ではNASの文字化けが発生していましたが、ネットで解決方法を探して、無事
   日本語化が出来ました。

  b)Wubiからの起動
    Windowsのアプリと同じような扱いでインストールができました。
    そのため、仮でインストールしていろいろな設定を試してみました。
   ・十分な空き容量があれば、Windowsアプリと同じようにインストールできるため、不要になった
    場合、Ubuntuの動作がおかしくなった場合、簡単にWindowsの他のアプリと同様な手段で
    アンインストールできる。
   ・Ubuntu用パーティションを作る必要がないため、インストールが簡単。
   ・Win上にインストールするが、再立ち上げで、Ubuntuのみ立ち上がるため、LiveCDで起動する
    より処理が早い。

  c)新規インストール
    新しいパーティションを作成したり、OSを完全に載せ替える方法。
   ・メインのOSとして使用する場合にはハードディスク全体を、デュアルブートで使用する場合に
    は新しいパーティションを確保して使用。
   ・デュアルブートの場合はUbuntu削除時には注意が必要

(2)Windowsアプリの起動
   Ubuntuに乗り換えたのに、何故Windowsということですが、WINEと言うソフトをインストール
  すると、Windowsのアプリを動かすことができます。
   すべてのアプリが動く分けではなさそうですが、私が使っているソフトを試してみると、90%
  以上は動いているようです。
   もし、Ubuntuで使用したいアプリがない場合でも、WINEを使えば今までどおりの環境が作れる
  可能性が高いです。
   これを使えば、IEも動かせるようです。Firefoxで見られないサイトもこれでバッチリですね。

(3)Firefox
   最近常用しているブラウザがこれ。Ubuntuでも同じように使えます。

(4)マルチメディア関連
   後から、コーディックを自分でインストールしなければならないものもありますが、Windowsと
  同じようにいろいろな動画、音楽を聞くことができます。

(5)画像処理
   そもそも写真を閲覧、RAW現像、レタッチすることが目的なので、これができないと始まりま
  せん。Photoshopと同様の処理ができるGimpがありますし、Wineがあれば、Photoshopその物を
  Ubuntu上で動かすこともできそうです。閲覧ははじめからインストールされているものもありま
  すが、Windowsで使用していた、Picasaも使えます。RAW原像もSILKYPIXもWINEで動きますし、
  RawTherapee、UFraw、RawStudioなど、Windowsでも使用できるソフトがあります。
  これらを使えば、Windowsと同じような環境で作業ができそうです。

この様に、Ubuntuを色々いじりながら、使える環境なのか考えてきましたが、アプリを探していく中で、WindowsとLinuxで共通するアプリが多いことに気がつきました。Windowsでこれらのアプリを使っていけば、Linuxへの作業環境移行も容易になってきますね。
旅行で撮った写真を保管・現像するためにFMV LOOX T70Hを使っています。
購入鵜当時はJPEGで撮っており、途中カメラをC-7070WZに買えてからはRAWでも撮りはじめました。
この辺までは、RAW現像速度は何とかもっていたんですが、FinePix S5Proに変えてからは、SILKYPIXでのRAW現像処理が重くて使い物にならなくなってきました。

であれば、軽くて、安定性もよい、Linuxを入れられれば、レタッチ用にGimpも入っており、最低限の処理は出きるので、ひょっとしたら、このモバイルマシンも蘇るのでは?ということからOS載せ替えを考えはじめました。

Linuxの中でも最近人気が出始めているUbuntuであれば、LiveCDで、試した後、WubiでWindowsにお試しできてるので、使えるかどうかを確認してからOSを完全に載せ替えることもできます。
本格的にLinuxを使うのが初めてなので、この様なLinuxは私にはあっていそうです。

この様な経緯で、Ubuntu載せ替え計画が始まりました。