直也side


急いで病室までやってきた
西島の話を聞いて目を見開いた。



優しい実彩子だからこその決断
でも、お前が犠牲になることなんて無いじゃないか




「おい、今動けるやつ全員で用意しろ
  Black Roseの奴らを二度と手出しできねー  
  ようにボコボコに潰しに行くぞ!」
「どうして急に、
  実彩子が戻ってくるまで待ちましょうよ。」
「実彩子は戻ってこない…」
「え?どうして…」
「実彩子は俺たちのために
  犠牲になることを選んだ。」
「…」



何も言えなくなる奴や
泣いてるやつまで


みんな実彩子のことが大切で大好きなんだ。




「行くぞ!!」



今から行くから…待ってろ!


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