第3の居場所について考えてみる。


多感な10代のとき、

自分はどこが居場所だったのか。

この半年考えていた。

そして、

デートDVの講師になるための研修で、

更に10代のときの気持ちが甦った。


《あなたの中高生の時は何を考えていましたか?》


私はと言うと、

こども扱いされたくなかった。

早く大人になりたかった。

10歳の無力さ。

14歳の無力さ。

今の私では何もできない。

バイトもできない。

打ち込むものがない。


小学生のときは、塾だった。


家庭でも、学校でも、地域でもない

電車に乗っていく塾


勉強するためではなく

友だちに会うため

先生に会うため

みんなと話すため


私が落ち込んでいた10歳の時

3歳の弟も一緒にディズニーランドに連れていってくれた塾の先生。

すごいいい思い出。


必死で打ち込めるものを探した。

非行に走るのも簡単。

でも、非行に走って、なんか大変そうだという年上が身近にいたこともあり、

無難なルートで進んだ方が良さそうだと

14歳の時思った。


そこで、出会ったのが

ボランティア。

区役所にいき、老人ホームに片っ端から電話をかけ、

ボランティアを受け入れてくれるところを探した。

なんか、やりがい、生きてる~って感じを受けたのを覚えている。

それから、たまたま図書館に置いてあった区報をてにとり、

障がい者の野外活動を支援する団体を見つけ、

電話をして、違うタイプのボランティアをできることになった。

14歳という最年少であったが、大人たちが受け入れてくれた。


キャンプ、スキー、シーカヤック、ラフティング、旅行など

アウトドアに無縁だった私は、

たくさんの経験をした。

テントで寝る、宿泊ボランティア

その事柄でも初めてのことばかりであったのに、

ダウン症、自閉症、学生中の事故、仕事中の事故で車イス生活になった人…

10歳~50歳の利用している人がいた

純粋に楽しかった~


生きるとは何か

生きている実感が欲しい

生きていたいって感じたい

それを見つけるため、出会えそうなことを探していた


色んな人がいるんだ

ただ、キャンプを、ラフティングを、スキーを一緒に楽しむだけ


私の居場所だった。


塾でも、ボランティアでも

関わった大人たちは

私をこども扱いしなかった

1人の人間として受け入れてくれた


そして、その場に

親は全く関与していなかった

親は私を信頼していたのだ


10代の頃は

私の中には、常に守護神がいた

何か良くないことをしようとする

天から見られている気持ちになっていた


私は、今、

大人になって

親になって

嫌な大人、嫌な親になっていないか。


こどもがみる大人の捉え方が


チェッカーズ時代は

わからない大人


今の小中学生は

わかったふりの大人

(うっせーなの曲)



今、管理社会

タイトすぎる社会

良くも悪くも逃げ場がない

グレーが許されない


せめて

1ヶ所でいいから

こどもにとって

ルーズな場所がほしい

息抜きできる場所がほしい

グレーな場所がほしい


そんな中で、生きているこどもたちは

既に悟っているのか

さとり世代

Z世代

α世代

若者から吸収したい、教えてもらいたい


私は

10代は野外活動のボランティア

20代は憩いの家という自立援助ホーム

30代はこどもが通う保育園、児童館


常に素敵な大人がいる場所に巡り会えてきた


こういう大人もいるよ

こういう大人もいてもいいんだよ


そんな場所が私には居心地が良いことに気づいた。


あなたのこどものときの居場所はどこでしたか?