幼少期に優しくされたことがない
人に対して不信感がいっぱい

その優しさの裏には何があるの
信じていいの

一言でいう信頼関係

それが一番重要で大変なんです


関わってきた子どもたちも
この大人はどこまでなら許すだろう
どこまでなら信じていいのだろう
と見極めきてきたのだろう

でもそのやり取りって
子ども自身も大人自身もエネルギーがいること


そのやり取りに疲れてしまい
信じることをしなくなる
自分から敢えて怒られることをする
関係を切ってしまう
裏切ってしまう

裏切られる前にこっちから裏切ってやろう

裏切られる経験をしている人は
裏切られることが辛いことだとわかってる
だからそんな思いをするぐらいなら
こっちから裏切ってしまう
傷つく前にその関係を切る
それが一番傷つかないから


性非行の女の子たちも
自分が選ばれている、遊ばれているわけではなく
自分が選び、遊んであげている
と言い切る

冷静に見れば
性的搾取を受け、いいように使われているのだけど

でもそうすることで
自分をある意味守っている
そうしないと生きて来れなかった
生きていけなかった

自ら安心を求め
そういう場所から断ち切ったところで
持続できるかは自分との戦いだ

安心な場所に慣れていないから
段々居心地が悪くなり
再び戻ってしまう

安心が怖い・・・

切なすぎる