明けましておめでとうございます。今年もどうぞ皆様宜しくお願い致します。

新年というのは新年というただそれだけで、何ともすがすがしい気持ちになるものです。実はこの年末は本当は極寒の北京を脱出して、南のアモイに旅行に行く予定だったのですが、何と帰りの飛行機がキャンセルになり、それからの再アレンジが面倒くさく、結局北京にいるということになったのです。まあとは言っても、多少疲れも溜まっていたので、ゆっくり北京での正月もまあ良いかなあと、結果オーライののんびり正月です。

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そんな中、そうは言っても元日の日にはやっぱりと、初詣に出かけたのが雍和宮:北京最大のチベット仏教寺院です。元々は清朝の雍正帝の住居だったそうですが、次代の乾隆帝がそれを寺院にしたものだそうです。それにしても、清朝とチベット仏教とは近い存在なのですね。頤和園でもそうでしたが、清朝皇帝に関する建物にはチベット仏教の建物が近くに並存する形が目立ちます。元々満州族もチベット仏教を信奉していたらしく、清朝でも保護政策が採られたようです。それにしてもかなりの参拝客、春節が本番な中国のお正月にも、大分元旦が浸透してきたのでしょうか、お香を手に寺に向かう人が沢山。

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さて、お正月らしく鐘でもならそうと思ったら、「1回一人10元」との看板。さすが、現代中国はどこでも市場主義経済です。

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立派な狛犬が建物を守ります。こういう場所に来ると異国とはいえ、文化の近さから正月気分を感じられますねぇ。

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お香を焚き、一生懸命に祈る中国の人たち。2010年の新たな年にどういった願いを託しているのでしょうか。

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初詣を終えた後には、雍和宮北側にある「金鼎軒」へ。12時過ぎ、しかも雍和宮の混み具合から想像はしていたものの、その想像を超える行列!ここにいる人皆順番待ちです。でも店も大きいので、何とか20分くらいでは席に入れ、飲茶ランチ。さすがに行列している店だけに美味!かつ、とてもリーズナブルでした。雍和宮以外にも店はあるようで、是非また一度行ってみたいと思わせる、なかなかの初飲茶もできた2010年のお正月でした。