硬水と軟水の違いとそれぞれのメリットとデメリットとは?


硬水、軟水はマグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量で決まります。
これを硬度と呼び、硬度の値によって硬水か軟水か決まります。

ミネラルウォーターの硬度
ペットボトルで通販などでも手に入りやすいミネラルウォーターがありますが、
ミネラルウォーターといっても、硬度はさまざまです。

・コントレックス(Contrex):強い硬水

・エビアン (Evian):硬水

・ペリエ(Perrier):硬水

・ヴィッテル (Vittel):硬水

・ボルヴィック (Volvic):軟水

・クリスタルガイザー(Crystal Geyser):軟水

・南アルプスの天然水(サントリー):軟水

・北アルプスの清らか天然水(ゴールドパック):軟水

・アクアクララ:軟水

このように身近な商品でも硬水、軟水があることが分かります。
これらのミネラルウォーターを口にする機会があるなら、軟水や硬水に触れていることになります。


日本の水は地理的に硬度が低くなるといわれています。
(一部のカルスト地域や沖縄県は硬水が多い)
それは日本の地理的な特徴によるものです。

ミネラルウォーターは井戸を掘って地下からくみ上げます。

降った雨が地下に染み込んで地下水となり、地下で土壌や岩盤に接することで硬度の正体であるミネラルが溶け、
地下水は硬度を増します。

★日本の場合は急峻な地形のため、地下に水がとどまる時間が短く、地下を流れる水にミネラルが

溶ける機会は少なくなります。

たとえば『南アルプスの天然水』の採水地(甲斐駒ケ岳一帯の花崗岩質)のように、ほとんどミネラルを

地下水に溶出しない地質もあります。
日本の水に軟水が多いのはこのためです。

★ヨーロッパの水は硬水が主です。ヨーロッパの地形はなだらかで、降った雨の水は地下に染み込むと

ゆっくり移動して、その間に様々なミネラル、イオンが水に溶け出す時間があるためです。

★アメリカでは地域によって硬度が大きく異なりますが、ニューヨークは軟水、ラスベガスは硬水だそうです。

このように地域によって硬度はだいぶ異なることが分かりました。



硬度と味について

硬度は水の味を変えます。硬水はほのかに苦味を感じます。
軟水はなめらかで口あたりのいい、言い方を変えれば、何の味もない水です。
日本には軟水が多いため、軟水が日本人には慣れた味と言われています。

●料理との相性
軟水は食材からダシの成分であるアミノ酸などが溶け出しやすく、日本食に向いています。
素材の風味や味を引き立てることが多い日本食には軟水が向いています。
むしろ日本には軟水が多かったため、日本食のような繊細な調理が発展したのかもしれませんね。

●お茶、コーヒー、紅茶、ウイスキーには硬水?軟水?
硬水は苦味を含むといいましたが、その理由でコーヒー、紅茶の風味、うま味にも影響を与えます。
素材本来の味と香りを引き出すには軟水が良いとされています。
また硬水で紅茶を入れると、紅茶の色が濃くなり、
苦味も増します。

●ウイスキーには硬水、軟水両方とも使われます。
硬水のミネラル成分が味に深みや複雑な風味を与えるとされます。
逆に、軟水を使えば、そのウイスキーは口当たりがなめらかで、軽快な風味となるそうです。

●赤ちゃんのミルクに使う水は軟水がいいか硬水がいいのか?
赤ちゃんのミルクを作るときに使う水は軟水が望ましいとされます。