さて、トランプ大統領就任から1週間がたちました

この1週間で大統領令乱発しております

大統領令が珍しいかというと、そうではなく前大統領のオバマ氏も8年間で、170件ほどを発令してることからも、特に大統領令に珍しさはないのですが、ペースの速さが注目されております

大統領令とは法律みたいなもので、簡潔に言うと鶴の一声みたいなものですが、大統領令を発令したからと言って、必ずしもそれが通るとは限りません

予算の権限は議会にありますし、議会で反対の法案を通せばそちらが優先されますし、裁判所が違憲と判断すれば、その大統領令は却下されます

よって、大統領令を発令したからと言って、すべてが通るとは限りません

大統領令の中身はさておき、この行動力はビジネスであそこまで成功した人だからってとこでしょう

この行動力には市場も好感しており、NYダウは史上初の2万ドル突破となっております

NYダウの2万ドル突破をきっかけに、日経平均及び為替市場もドル高進行となってます

ただし、トランプ政権はドル高には否定的ですから、どの辺でけん制発言が出てくるかですね

メキシコの壁の件では、メキシコ大統領との会談が中止となりましたが、昨日電話会談を行ったようです

壁の費用を関税20%で補うという案もあるようですが、これをメキシコだけに行うとWTOの規約違反となり現実には難しいものと思われます

そもそも、米国生産を掲げておりますが、米国で生産すれば当然人件費が高くなるので、その分今までの品物の値段も高騰します

そうなると、今までの様には売れなくなるでしょう

すると、結局米国の企業の収益を圧迫し、雇用を生み出すどころか、リストラが増え失業率が高まることになると思うんですけどね

日本の批判もしておりますが、現状では日本の自動車はほとんど現地生産をしており、輸出してるのはそんなになく、米国車が輸入される際は関税は掛かってませんが、日本からの輸出には関税がかかっており、その点では日本の方が不利なのですが、日本車の方が売れてるのは、単純に質がいいからでしょ

発言だけ聞いてると、この辺分かってないんじゃないかと思うんですけど、あれだけビジネスで成功してる人が知らないわけはないと思うんですよね

さらに、閣僚の中にはゴールドマンサックス出身の、金融のプロまでいるわけですから、経済情勢を全く知らないとは思えませんし、わざとじゃないかなと思うんですけどね

真意は分かりません

ってことで、トランプ大統領には引き続き注視でしょう

では、週末終値時点でのテクニカル分析です

日足をご覧ください



黄色○の遅行スパンは依然として、陰転中であり、115円は超えてきたものの、赤○の21日移動平均線では依然として抑えられております

まずは、ここを突破出来るかでしょう

ただ、上記でも述べたように、あまりドル高が進みすぎるようであれば、けん制発言も出てくるでしょうから、一転反転という可能性にも注意しながらになっていくかと思われます

では



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