みなさんご存知のように国民投票の結果、反対多数という結果となりました
これを受けて、今日7日にユーロ圏財務相会合、ユーロ圏首脳会議が開催されます
ここで、チプラス首相は新改革案を提示することになってます
がっしかし、国民投票の結果緊縮策反対となったので、国民投票前よりもEU側に歩み寄るような提案の可能性は非常に低いでしょう
では、EUや債権団側が折れるかというと、その可能性も非常に低いでしょう
なぜって、EU側が折れると、今年に控えているスペインの総選挙で反緊縮派が政権を奪った場合、ギリシャに譲歩したのだから、内にも譲歩しろよと大規模な緊縮緩和を要求してくる可能性があり、受け入れられなければ、ユーロ圏離脱するぞと脅してくる可能性もあるかと
ギリシャとスペインでは経済規模が違うので、スペインがもめた場合どえらいことになるかと
よって結局は両者譲らず平行線で合意に前向きなものには、ならないと思います。
国民投票後ECBに対してELAの上限増額要請をしたものの、ECBにより否決されております
現在までのところ、ELAは継続されてるものの、いつ凍結されてもおかしくない状況かと思われますので、ECBの動向にも要注目です
とりあえず、市場は週明け寄付きこそリスク回避志向が強まったものの、ギリシャ財務省の辞任などもあることや、なんだかんだで合意に至ってユーロ圏離脱は回避してくるだろうっていう、楽観論があるので、ドル/円でも122円完全割れとまではなっていないかと
個人的には楽観視しすぎだと思うんですよねぇ
ギリシャかEU、債権団側どちらかが折れない限り、合意は無いと思われ、ギリシャが折れれば、国民投票は何だったんだってことになりますし、EU側が折れれば、今後スペインなどで反緊縮政権が誕生した場合に大規模緊縮緩和を受け入れざるを得なくなる可能性があることから、双方なかなか難しいかと
よって、個人的にはギリシャかEU側が予想外に大幅譲歩しない限り、ユーロ圏離脱へ向かうと考えてます
では、今後もギリシャ関連報道には要注意です
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