前回の記事より、介護リフォームについて書いています。
http://ameblo.jp/imai-yasuhiro/entry-12263659318.html
これから介護をされるかもしれない方は、
是非前回の記事も読んでいただき、
心とお金の準備をしておくと良いと思います。
今回でこのシリーズは最後になりますが、
ここから先は、私の個人的な話になり、
家族や母親への想いや、
介護に必要だなと感じたことを
綴っていきますので、
よろしければお付き合いください。
お客様と共に本物の家を本気で創る腕利き職人、
ウイズホームの代表 今井です。
『 介護 』。この言葉は、今も昔もよく耳にしてきた言葉でした。
無縁の話だと思っていましたが、今回母親の病気で直面して色々な事を考えました。
母親は、人の世話になりたくないという気持ちが強い人だったので、体が動かなくなっていくとイライラしている様子の時もありました。
妹に、気持ちをさらけ出してしまいイライラをぶつけていた事もあったようです。
私は、母親と同居をしていなかったので見えていたものは一部だったと思います。
母の介護はほとんど同居していた妹がしてくれていました。
妹には、仕事と子供との生活、母親の介護と頑張ってくれたこと、感謝しています!
【2週間の入院】
母は、2週間入院する事になり、その間にリフォームを行いました。
でも、この2週間の入院で容態があまり良くない状態になりました。
母は、病院での看護婦さんの対応に腹を立てていました。
「好きで動けなくなった訳ではないのに、面倒くさそうにして扱いが悪い」と悔しそうに泣いていました。
その対応には、私もさすがに腹が立ち「言ってきてやるわ!」
と言いましたが・・・
母が自分で、看護婦さん本人にも、担当の先生にも言って、解決していました。 さすが(汗
2週間の入院後に帰宅しましたが、前よりも病気が進行して、自分1人では動けない状態になっていました。
母が1人でも動きやすい様にと考えて行ったリフォームでしたが、結果的に間に合いませんでした。
介護リフォームは、調子が悪くなってからでは、間に合わない事が分かりました。
トイレの問題、お風呂の問題、工事中のストレスなどを考えると計画を立てて、考えていく事が大事だと思いました。
母は、意識がある時に、担当医に延命治療はしないと宣言していた事もあり、限界ぐらいに瘦せ細って意識のない状態が数ヶ月間続いていました。
母の訃報を聞いた時は、悲しいという想いよりも、ようやく楽になれたね。という思いの方が強かったです。本当に強い母でした。
子どもの頃は、家庭環境が良くないこともあり
「もっともっと強くなって母親を守りたい」
そんな事をいつも思っている少年でした。
少々やんちゃな時期もあり、
母親には随分と気苦労をかけたなと思っています。
母親の病気は、難病で良くなるこはない!とはっきり先生からも言われていたので、自分の身体がどんどん衰弱していくので、生きたい気持ちが薄れていく姿が見えたときは、本当に辛かったです。
私は母の手を握りながら、「俺もお母さんと同じ墓に入るから。」と話しました。
最後の方は、車までこのように抱きかかえて移動していましたが、凄く軽かった。
写真ではあまり良い顔をしてくれませんでしたが、実際は結構喜んでくれていました。
病気になる前に、
私の誕生日に「産んでくれて、ありがとう!」と言えたこと。
バイクに乗せて、ツーリングに行けたこと。
母親が病気になってからは、毎回手を握るようにしていたこと。
母親に感謝の気持ちが伝えられたこと。
この事ができて、良かったです。
ありがとう!
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
何度も言いますが、介護は突然やってきます。
そうなる前に、そうですね、目安としては60歳を過ぎた方と同居されている方は、以下の3つについて事前に調べておくと良いでしょう。
1.住宅の状況について。
車の出入り、要介護者 が使用する各部屋の
安全確認。
2.業者の選定や納期について
3.費用、補助金、ローンについて
また、新築をされる際には、
自分か高齢になった時の事を考えて、
・外構や玄関の段差
・スロープ
・車を降りてから車いすで移動できるか?
などに気を付けながら新築をすると良いでしょう。
高齢者の方は畳のある和室を好まれますが、介護になるとどうしてもベッドでの生活を余儀なくされます。
その時のために、
ベッドを置く位置だけ板張りにするとか、
後で板張りに出来るように工務店にお願いしておく
と良いでしょう。
勿論弊社でも、承ります。
どんな小さなことでも是非ご相談下さい。
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