昭和20年の8回にも及んだ大阪大空襲の前触れとして、ボーイングB29爆撃機による大阪への初めての爆弾が、昭和19年(1944)12月19日01時45分、中河内郡の大和川に近い三宅村(現・松原市三宅)と瓜破村(大阪市平野区瓜破)に18個投下されました。

被害は家屋半壊5戸、死傷者は幸いにも軽傷2名に留まったとされています。


因みに、その近辺の大和川付け替え工事の御手伝大名に任命されたのは、岸和田藩主・岡部美濃守長泰でした。図はその工事区間を示しています。


                現在の地図で見る大凡の工事区間


          工事が行われた時の勾配図でみる工事区間。


付け替え地点の1番杭から数えて53~76番杭の23町(約2.5km)を担当しました。


●こうした、大和川をベースに日々の過去の出来ごとなどを記しているのが、

自費出版『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』(2011年刊)です。


新旧大和川流域とゆかりの地域の歴史・地理・人物・出来事365(+7)項目。
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