台風19号が大阪を通過した昨日は、大和川付替え竣工記念日でした。


今から310年前の宝永元年10月13日の朝8時ごろ、付け替え地点の旧川筋の堤防が切られて

新川方向に流れが変わり、新大和川の開削工事が竣工しました。


それまでの大和川は、その地点から北方に幾筋にも分かれて流れ、最後に再び結集して、

大坂城の北側で当時の淀川の本流(現在の大川)に流れ込んでいました。

そのため、時には逆流現象も引き起こし、河内・摂津の洪水被害の要因の一つになっていたのです。



付け替えは、淀川と切り離し今の位置に変え、直接海に流し込むことが第一の目的だったのです。


            


上の五七五の文は、付け替えの意味を要約すると共に、「位置なおし」を4桁の数字に変えると

付け替えが行われた西暦年次となります。



私事ですが、資金難で増刷出来ないでいた『ジュニア版・甚兵衛と大和川』。

プロフィールの著書一覧の項でも「完売」と表示していますが、付け替え310年記念日の昨日、

「大和川市民ネットワーク」さんから増刷発行していただきました。



         『ジュニア版・甚兵衛と大和川』      A5版 並製本 170頁 1,000円

お問い合わせは、

    大和川市民ネットワーク 事務局 

    〒591-8001 大阪府堺市北区東浅香山町1-381-13 小松さん方

    TEL 080-2444-2098  FAX 072-254-1717  小松清生(こまつ すがお)さん

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