シンボルの「ツル」が赤い下地に白く浮かぶと共に、「セレッソカラー」で埋め尽くされている、「JR阪和線 鶴ケ丘駅」構内。
サッカーJ1の「セレッソ大阪」の本拠地、「長居スタジアム」と「KINCHOスタジアム」の最寄駅ということで、高架ホームを下りると、まるでその入口に立ったかのような雰囲気です。
サッカー以外にもイベント事の多い「長居スタジアム」とその周辺。「長居公園」内にあって「長居」という名から、阪和線の「長居駅」・地下鉄御堂筋線「長居駅」の利用客が多いですが、両スタジアムは、「鶴ケ丘駅」の方が近いことが、かなり知られるようになってきました。
近隣の山坂・南田辺地区にまで歓声が響き渡ります。訪れる人が多いことから、山坂5丁目の普通ゴミ収集が、午後3時過ぎから午前9時過ぎに変更されたりもしています。
「長居スタジアム」の東側には、「長居プール」があります。
「長居公園東筋」に接する公園の北東隅から、北側を公園沿いに西に通じる道路の先に当りますが、
その通りの突き当りに、次のような町名・街区の表示板があります。
右の方が「山坂5丁目」。曲がった左手に「松原霊園」があります。
左手が町名も同じ「長居公園」で、入口を入ると、正面は「温水プール」、自然に右に折れるとスタジアム内にある「ユースホステル」の入口が見えますが、スタジアム外周道路までの右手にあるのが、前回のブログの最後に触れた、「東長居霊園」です。上掲表示板のあるブロック塀の裏手になります。
< 手前が「東長居霊園」。向う側の一段低い所に見えるのが「松原霊園」 >
上の地図は、昭和55(1980)年に現在の町名「長居公園」が成立する以前のものです。
大半が「東長居町」で、西部は「西長居町」の一部(飛び地)、東部は更に東に広がる「鷹合町」の一部(飛び地)になっています。 矢印の所に、上記2霊園と町名表示板があります。
この「東長居町」と、その南から飛び地の「西長居町」の西側にも広がる「長居町東」の地域の墓地が、「東長居霊園」です。
「長居公園」に入ったので、そのあゆみも、少し見ておきましょう。
上の地図は、昭和36年発行の『東住吉区史』のもの。大小のトラック状のものが、競馬場と競輪場の跡地を示しています。
「長居の里」とも呼ばれたこの付近。次回は大阪市住吉区になる前の「長居村」(明治後半~大正)とその以前の様子に遡ります。