去る3月7日のブログ「大和川高校 最後の卒業式」で紹介した「日本城バス」の「ゼブラバス」。
私的な愛称「南坂辺(みなみ・さかのべ)」地区の、東端に接する「長居公園東筋」と、北部を貫通する「南港通(なんこうどおり)」にお目見えして、1週間が経ちました。因みに、大阪市内の幹線道路は、基本的(一部例外あり)に、南北は「筋」、東西は「通」の愛称が付けられています。
大阪市の「赤バス」廃止に伴い、大阪市東住吉区の一部を補填するために4月8日に運行を開始した「路線バス西田辺(ライフ西田辺~瓜破西)」ルートで、当地域には、長居公園東筋に「東住吉警察前」、「南港通」に「東住吉区役所」の停留所が設けられました。
< 西田辺方面行き、「東住吉警察署」バス停の路線案内図 >
「ゼブラバス」は、昭和39~49(1964~74)年の「大阪市バス」のデザインを、日本城風にアレンジしたもの。あえて「昭和レトロ風」を採り入れたのは、「大阪が熱く活力に満ちていた70年代を想い出し、大阪にもう一度取り戻したい」という気持ちを込めたとされています。
「EXPO'70 万国博を成功させよう」のステッカーが、そのメッセージでしょうか。
「路線バス西田辺」には、現状、前記「ゼブラバス」など3台が投入され、1時間に3~5本が運行されています。
この「日本城バス」を経営するのは、大阪市住之江区北島に本社を置く「日本城タクシー㈱)」。
大和川の南、東住吉区矢田7丁目に「阿麻美(あまみ)営業所・バス事業部」があります。
「日本城タクシー」のHPに依れば、昭和48(1973)年、大和川の南の「松原市天美(あまみ)」地区の住民の要望で「乗合タクシー」を開始。
昭和60(1985)年に至って全国に先駆けて、今で言う「コミュニティーバス」の開業に発展、天美地区と、当時、大和川の北側の大阪市営地下鉄御堂筋線の終着駅であった「あびこ駅」を結ぶ、バス路線が誕生しました。
以来、公的な助成金を受け取ることなく事業を展開している、純粋な民間営業バスです。
「ゼブラバス」は、今年になって先ずその「路線バスあびこ」に登場したもので、今回「路線バス西田辺」に振り向けられたことから、あびこルートからは姿を消しました。
バス停の標識は、西田辺方面行きが緑色、瓜破西方面行きは青色です。
前述の通り、「南坂辺」区域には、二つのバス停があります。
この内、「長居公園東筋」の「東住吉警察前」のバス停は、より近い青果市場の名を取り入れ、「木村青果市場(警察署前)」に変更されるそうです。
● ⇒ http://ameblo.jp/dmh17c/entry-11509515582.html
もう一つは、「南港通」にある「東住吉区役所」。消防署の前辺りですので、地元の者にとっては、これも「東住吉消防署(区役所前)」の方が分かりやすいかもしれません(あくまで私見)。
< 木村青果市場前をバス停に向かう日本城バス >
< バス停と「東住吉けいさつ」(白い建物) >
向かいの「東田辺」側から見たものです。廃止を告げる「赤バス」の標識と、瓜破西方面行きバス停の間に、小さいですが、西田辺方面行きのバス停標識が見えます。
左側の建物が、青果市場の小売場がある建物です。
こちらは「南港通」。右側の建物が、通り南側にある「東住吉消防署です。
手前、通りの北側に瓜破西方面行きの、南側に西田辺方面行きのバス停があります。
< 手前が瓜破西方面行き、向う電話BOXの横に西田辺方面行きのバス停。 >