「長居植物園」(大阪市東住吉区長居公園)入場の際にもらえる、週刊の「開花情報」のプリント。
今月6日現在版では、「ライフガーデン」の「カンザキハナナ」と、竹の小径横の「お花畑」の「ムラサキハナナ」は、共に「養生中」とあり、見頃はまだ先と読み取れました。
9日のブログで見たように、黄色い花を咲かせる「カンザキハナナ(寒咲き花菜)」は、2月の寒さで生育が遅れていましたが、20日付版では、「ハナナ(黒川寒咲花菜)」が太字で書き込まれ見頃であることを窺われるようになっています。
一方、生育しなかったのか、「ムラサキハナナ養生中」の文字は、消されてしまっています。あるいは、一気に見頃が過ぎたのか、遅ればせながら、足を運んでみました。
「ムラサキハナナ」は、春の土手や野原に群生して黄色い菜の花と競い合って咲き、「ハナダイコン(花大根)」や「オオ(大)アラセイトウ」とも呼ばれ、中国三国時代の諸葛孔明(しょかつこうめい・181~234)が食料用に植えたとされることから、中国名は「ショカツサイ(諸葛采)」と言われます。
確かに寂しく、足を止める人もいません。一方の、黄色い花菜は、一面輝きを放っていました。