「地蔵菩薩」の像が「6体」並んで祀られている「六地蔵」像。
墓地・寺・神社などの入口付近に、見られます。
昨日のブログの「下高野橋」の北250m程にある「矢田賽の神神社」脇の角にも祀られています。
「矢田賽の神(さいのかみ)神社」(大阪市東住吉区矢田6丁目)については、昨年2月20・21日のブログをご参照下さい。
● 矢田・賽の神神社(1) ⇒ http://ameblo.jp/imagome/day-20120220.html
「六地蔵」は、「すべての生命は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の、6種の世界(六道)の間を生まれ変わり死に変わりして、迷いの生を続ける」とする「六道輪廻(ろくどう りんね)」の思想に基づき、六道のそれぞれを救う地蔵を一堂に並べて祀るものです。
日本各地で、「地名」(京都市伏見区六地蔵など)や「民話」(笠地蔵など)にもなっています。
各像の姿は、ほとんど同一であったり、背の高さが違ったり、色々な形態があるようです。
当神社脇の6体は、背丈や、かすかな頬笑みの顔は同じですが、合掌のほか持物を携えている姿などすべて異なっています。
解説に依れば、地獄道を救う地蔵は「地獄界地蔵菩薩」のように、前述の六道の順に名が付されていて、人道は人間界、天道は天上界としています。
場所によっては、順に、壇陀(だんだ)・宝珠・宝印・持地、除蓋障(じょがいしょう)・日光地蔵の名もありますが、必ずしも一定ではないようです。
ここでは、逆順かもしれませんが、左から順に正面から見ます。