「田辺西ノ神」とも呼ばれた、大阪市東住吉区山坂2丁目の「山阪神社」。
現在の名になったのは、村社に列した明治5年(1872)年のことです。
< 北の鳥居 > < 山阪八日戎 >
昨日のブログの最後に見た、境内北側の鳥居を入ると、「田辺郷山阪八日戎(すえひろえびす)社」があります。年初、十日戎の一足先に本戎が行われます。
「山阪神社」の主祭神は、起りである田辺氏の祖神である「天穂日命(あまのほひのみこと)」ですが、後世になって、田辺東ノ神・八王子社の「素盞鳴命(すさのおのみこと)」や、田辺氏と同系の土師(はじ)氏の祖神で、相撲の祖神とも言われる「野見宿禰命(のみのすくねのみこと)」も祀られました。
かつては、この野見宿禰に因んで「奉納相撲」も行われていました。
また、明治に入ってからは、「松原新田」にあった「土公神社」の「猿田彦命(さるだひこのみこと)」、「猿山新田」にあった「荒川稲荷神社」の「宇賀御魂神(うがみたまのかみ)」を合祀しています。
「八日戎社」の前から、上の写真のように「稲荷社」の赤い鳥居が見えます。
松原の「土公大明神」は、「山阪神社」の正面鳥居を入ったすぐ左手に祀られています。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 10月11日 要旨 ☆★
● 《 府立大和川高校、創立記念日(1962) 》
来春でその名が変る「大阪府立大和川高等学校」は、昭和38(1963)年4月の開校ですが、その前年に校名を決めたこの日を創立記念日としています。
⇒ 「大和川高校」に関しては、9月3~5日・8~9日のブログで、5回に亘って採り上げています。