今日・9月30日は、「陰暦8月15日」。
今夜はその「十五夜」の月、「中秋(ちゅうしゅう)の名月」です。
野暮な話ですが、「仲秋」は「陰暦8月」の異称で、「仲秋の名月」は正しい表記ではありません。
関西は台風の接近で、今夜の「芋名月」の「お月見」は絶望的です。
「後(のち)の月」である「陰暦9月13日」(今年は10月27日」の「十三夜」、別称、「豆名月」・「栗名月」に期待することにしましょう。
冒頭写真は、一昨日の「十三夜」の月です。
今夜は、自宅に近い所では、東住吉区の「山阪神社」や「長居植物園」でも、観月の催しが予定されていますが、どうなるのでしょうか。
< 30日 山阪神社観月祭 > < 29・30日 長居植物園の催し >
夕べ、降り続いて小雨も止んだので、「長居植物園」を覗いてみました。
予定されている、尺八・琴の演奏会の舞台準備もされていません。
尺八・筝曲の「お月見コンサート」は、「花と緑と自然の情報センター」の建物内に、会場を移して開催されました。
< 瀬戸内海、広島県福山市「鞆の浦」をイメージした宮城道雄作曲「春の海」 >
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 9月30日 要旨 ☆★
● 《 大阪市電阪堺線、旅客営業終了(1968) 》
大阪市電には、私鉄路線を買収して運営していた路線として、「市電阪堺線」と「市電天王寺阿倍野線」の2路線がありました。この内、前者は、昭和19(1944)年に「阪堺電鉄」の路線の一部を継承、浪速区の「芦原橋駅」と堺市の「出島駅」を結んでいたもので、海山町に三宝車庫が置かれていたことから「三宝線」とも呼ばれました。路線の内、「湊ノ浜駅」より以南は、南海本線や阪堺線との競合で採算性がなく、すぐに運行を休止。戦後、「宅地開発」「大浜海水浴所」「住之江競艇場」の利用者などで旅客数が増えましたが、次第に進んだ海洋汚染で海水浴や潮干狩りが出来なくなる一方、「府道大阪臨海線」の交通渋滞など問題が山積、昭和43(1968)年のこの日をもって営業を終えました。