「長居植物園」(東住吉区長居公園)の正面ゲートから、「大池」に続く、「ラクウショウ並木」。
直線のプロムナードですが、その中央を分離する花壇に目をとられて、見上げる人も少ないようです。
今日と明日は、この並木にカメラを向けます。
「ラクウショウ」は漢字では「落羽松」と書く、北米原産のスギの一種。
常緑針葉樹である日本特産の杉と違って、「落葉針葉樹」です。
従って、四季折々の姿を見せます。
ここからは、大きな葉が水面を覆っているハス池の方から並木道を振り返ります。
通常は帰路になるので、こちらからカメラを向けることは、私もほとんどありません。
明日は、この「ラクウショウ」独特の「気根(きこん)」を見ます。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 8月28日 要旨 ☆★
● 《 若年寄・稲葉石見守が大老・堀田正俊を刺殺(1684) 》
地元農民から出た「大和川付け替え」案。それを実行に移すまで半世紀近くを要しますが、幕府内部でも激しいやり取りが繰り返されました。その最たるものと見られるのが、時の畿内治水の最高責任者で付け替えに前向きな「若年寄・稲葉石見守」が、貞享元年(1684年)のこの日、江戸城本丸で「大老・堀田正俊」を刺殺するという、重大事件です。石見守もその場で滅多切りにされましたので、真相は定かでありませんが、大和川・淀川の治水事業を国家事業として採り上げ、5回目の付け替え検分を行った矢先だけに、その意見の相違が引き金ではと見られています。幕府は河村瑞賢に一切を委ね、付け替え案は抹殺されます。