大阪市東住吉区の「長居公園」に建つ「ラジオ体操之像」。
「長居スタジアム」の南側、「外周道路」を挟んだ「第二陸上競技場」の前にあります。
「ラジオ体操」は、今から84年前の昭和3(1928)年、当時の郵政省簡易保険局が、国民の健康増進のため制定したもの。
その制定50年を記念して、昭和54(1979)年に、スポーツの殿堂のこの地に建てられました。
一年を通じて、毎朝6時半、NHKの「ラジオ体操」の放送が、ここから大音量で流れます。
そして、公園内のかなり広範囲な、人それぞれの場所で、多くの人々が体操をします。
外周道路では、ランニングやウォーキングする人たちのために、行なわないのが暗黙の了解。
指導者がいるでもなく、全ての人がこの場所に集まるわけでもなく、ほぼこの像のある方に向かって自由に行なうのです。
そして、いつからともなく、放送終了と同時に、「うぉー」という大声を出して終わるようになりました。
ラジオ体操はせず、「外周道路」でランニングを続ける人も…。
「長居スタジアム」「キンチョースタジアム」「テニスコート」などは含まない、この「外周道路」のスタート標識が、「ラジオ体操之像」の近くにあり、「1周は2,813m」と書かれています。
< ●←が「ラジオ体操之像」と紫の「外周道路」のスタート位置 >
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 8月4日 要旨 ☆★
● 《 大和・飛鳥川上流での雨乞いで降り続く雨(642) 》
「天皇が南渕の川上に行かれてひざまずき、四方を拝まれたあと、天を仰いで雨乞いをされた。たちまち雷鳴がとどろき大雨が降りだした。雨は5日間も続きあまねく天下を潤した。」…『日本書紀』の第35代皇極天皇の元年(642年)8月1日の記事です。長く続いた旱魃(かんばつ)の際、飛鳥川上流での雨乞いで、この日を含む5日間、恵みの雨が降ったというもの。元日の宮廷行事「四方拝」の初めとされます。