中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記


 一見、洋画にも出てきそうな、大屋根のあるこのターミナル。

 「JR阪和線」の「天王寺駅」です。正確には(?)、「JR天王寺駅」の阪和線ホームです。


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 「JR天王寺駅」は、大阪市の南北に連なる「上町台地(うえまちだいち)」のこの辺りの頂点。

 近くに「四天王寺」はあっても、「天王寺」というお寺が、あるわけではありません。

 この台地を、東西に貫通する「大和路線関西本線)」と「大阪環状線」の路線は、掘割になっていて、天王寺駅前に架かる「阿倍野橋」は、その跨線橋(こせんきょう)です。

 一方、「阪和線」だけが、上町台地上に乗り込んでいる地上駅。ここが始発・終着駅です。


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 阪和線のホームは1~9番線。1番線は普段は使用されず、2・5・6・9番線は降車専用です。

 これまでの写真は、5・6番線の間にある幅の広い降車専用ホームから撮ったものです。

 ホームの東側からの乗換えや出口へは、階段を上り下りして地上に出、更に上の写真のホームへは、階段やエスカレーターで地下ホームに下りることになります。


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 3番線・4番線ホームからは、鳳・日根野・和歌山方面への区間快速や快速と、天王寺始発の「関空快速」が発車します。





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 「和泉砂川」や「日根野」行きなどの普通電車が出るのは、7・8番ホーム。

 たまに、7番から「区間快速」が出ることもあって、駆け込み乗車は別の意味でも危険です。

 かつて、入車輛がこの車止めに激突する事故もありました。


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                  < 阪和線ホームの東端

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         < 発車した快速電車(左)と、到着した普通電車(右)


 今、阪和線ホームからも気になるのは、やはりこの建物の進捗状況です。





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★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 7月6日 要旨 ☆★


● 《 藤堂良直、大坂西町奉行に就任(1681) 》

 河村瑞賢の治水工事やその後の施策決定で、甚兵衛らが大和川の付け替えを願えなくなって、運動の内容が変った時期に大坂西町奉行を務めた「藤堂伊予守良直」。1687年、最後の付け替え嘆願書を受け取り、その後も多くの資料や改善策をも目にしながら、行動はおこしませんでした。のちの嘆願書に、「前任の藤堂伊予守が委細を聞き江戸に参勤されたので、工事にとりかかってもらえると思ったのに、役替えで戻られない上、普請の沙汰もなく、毎年被害にあって迷惑この上ない」と述べています。延宝9年(1681年)のこの日から8年間、在職しました。