大阪市の「谷町筋」が「あべの筋」に名を変える「阿倍野橋」の南詰、「近鉄前交差点」。
複合ビル「あべのハルカス」と「阿倍野歩道橋」が、付近の様相を一変すべく建設中です。
「ＪＲ天王寺駅」前の「阿倍野橋」からの光景です。
右下に見えるのが「a」の文字を図案化した歩道橋で、地下街に展示されている完成予想図は次のようなものです。老朽化した旧歩道橋が撤去され、屋根付きのバリアフリー型が新設されます。
当初計画では「阿倍野歩道橋」の完成は、昨・平成２３（２０１１）年３月。
大阪市が行なった３回の競争入札に応じる橋梁メーカーが現れず、価格を上げた４回目でようやく共同企業体が落札。スタートからつまづき、完成予定は同年１２月にずれ込みました。
更に、去年４月、歩道橋を支える杭基礎を打ち込む個所を試掘したところ、想定外の地下通路の一部と見られる構造物が見つかって、急きょ設計を変更、完成予定を更に１年４ヵ月延長、来年の「平成２５（２０１３）年４月」となりました。
「ＪＲ天王寺駅」「ＭＩＯ」の南側からも見てみましょう。
目を南に転じると、「あべのハルカス」。
６月１４日の早朝に地上「２６３ｍ」に達し、先ずは高さ西日本一の高層ビルになりました。
今秋には、現在高さ日本一の横浜市の「ランドマークタワー」の「２９６ｍ」を抜いて「３００ｍ」に届くそうです。日本一高いビルとして全面開業するのは、「平成２６（２０１４）年春」の予定です。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川～この日何の日』 ６月１７日 要旨 ☆★
● 《 西除川捷水路、通水式（１９８５） 》
昭和５７（１９８２）年８月はじめの集中豪雨で氾濫して、堺・松原両市に大きな被害をもたらした「西除川（にしよけがわ）」。これを契機に「激甚災害対策特別緊急事業」の指定を受け、ＪＲ阪和線「浅香駅」のすぐ西にある大和川への流入地点の１.５km手前に、ショートカットして大和川へ流し込むバイパスが造られました。この「西除川捷水路」は、昭和６０（１９８５）年のこの日に、通水式を迎えています。