中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記

            < 鶴カ丘 美容室 >


 何か、懐かしい「昭和」を思い出す字体が、美容室のドアに見えます。

 6月13日のブログで洩れてしまった、「東住吉区山坂町5丁目」にある施設・建物名です。


 「JR阪和線・鶴ヶ丘駅界隈」の今回は、モダンな新築に建て替わっていることが多い同町の西部「山五西」付近で、昔ながら「生け垣」や「板塀」など、趣のあるお宅のいくつかを見て歩くことにします。

 「ちょっと古い時代」の良さに郷愁をそそられそうです。


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 ところで、「山坂」の旧名「山坂町」は、江戸期の「松原新田」の流れを組む「松原町」の一部が昭和4(1929)年に改称したのが始まり。近くの「山阪神社」に由来する地名です。

 昭和13(1938)年開設の「鶴ケ丘停留所」に由来する、俗称「鶴ヶ丘」の一昔前のことになります。

 来年・2013年は「鶴ヶ丘誕生75周年」、再来年・2014年は「山坂誕生85周年」を迎えます。


 「山坂」の名からも坂が多いことが想像しますが、極めて緩いものです。

 西側の「上町台地」と並ぶ「我孫子丘陵」上で、南北にも少しはありますが、東西方向の傾斜がより顕著に見られます。 自転車で通ると分かりやすくで、東西方向ではペダルを漕がなくても進む(逆は少ししんどい)所が、あちこちにあります。


 中でも、すぐ西側にあった「長池」への下り坂があります。古くは、上町台地との狭間の谷で、人工的に埋め立てた続けた現在も、残っています。

 鶴ヶ丘駅前本通りも若干感じられますが、山坂5丁目の南端、長居公園との間の道が顕著です。


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★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 6月15日 要旨 ☆★


● 《 大和川染工所、創業(1896) 》

 明治6(1873)年に架け替えられた「大和橋」の欄干を保管していることでも知られる、堺市堺区にある「大和川染工所」は、明治29(1896)年のこの日に創業した老舗です。近くの大和川に架かる橋は「遠里小野橋」。大阪市内の「あべの筋」と堺市内の小栗街道を結んでいます。大和川の付け替えで住吉郡遠里小野(おりおの)村の領域が分断された所で、今も、「住吉区遠里小野」と「堺区遠里小野町」の名が残っています。