スペイン語で「桜」を意味する「Cerezo(セレッソ)」。桜は大阪市の「市の花」です。
昨日のブログでは、サッカーJ1の「セレッソ大阪」のチームカラーに染まった、大阪市阿倍野区のJR阪和線「鶴ケ丘駅」構内を見ていただきました。
今日は、改札を出た付近と、駅の外観を採り上げます。
● 改札口付近
上の写真は、改札口の外から見たものですが、この付近の柱も中と同様です。
南口通路には、マスコットの「ロビー」が、「キンチョースタジアム」(長居球技場)と「大阪長居スタジアム」(長居陸上競技場)を示しています。
< キンチョウスタジアム(左)と、長居スタジアム前(2011.9.10) >
また、改札口東側の少し奥まった壁面には、高架以前のレトロな木造駅舎に使われていた「ステンドグラス」が1枚、はめ込まれています。何の解説板もないのが残念ですが・・・。
● 高架下南口
従来からの、阿倍野区と東住吉区を結ぶ、過去に踏切のあった駅前のメイン道路側です。
● 東口
先程のステンドグラスの方にも出入口があり、南口と違い開放的で、ほんの僅かですがスタジアムには近くなります。
現在、旧線路跡や旧駅舎・駅前広場跡はフェンスで囲まれていますが、「天王寺大和川線」という緑道が出来て、駅前も整備されれば、鶴ケ丘駅の表玄関になるものと思われます。
● 駅西側
駅の西側にも駅名の表示はありますが、歩道もない細い道路に直接面していますので、駅名表示にも気付く人も少なく、出入口も現在は設けられていません。
この西側の鶴ケ丘本通りと、南口前の歩道が繋がっていますので、極めて危険な場所です。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 5月28日 要旨 ☆★
● 《 大阪鉄道、天王寺・玉造間、開業(1895) 》
JR大阪環状線の元々のスタートは、既に湊町・柏原間の営業で「天王寺駅」を開業していた「大阪鉄道」が、大阪駅と結ぶ路線に取り掛かったものです。先ず、明治28(1895)年のこの日、天王寺-桃山駅(のち桃谷駅)-玉造駅間を開業、同年中に、梅田駅(のち大阪駅に統合)まで延伸、全線開業しました。国有化されたのち、明治42(1909)年10月に「城東線」と呼ばれるようになりました。この旧城東線の東側は、往古は、入海やそれに流れ込む古大和川があった地域です。