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 ここは「鶴ケ丘駅」?、それとも「セレッソ大阪駅」? ・・・

 一昨日・5月25日のブログで、そのホームを見た、大阪市阿倍野区の「JR鶴ケ丘駅」。

 高架ホームでは駅名にちなんだ「」だけが目立ちましたが、階段・エスカレーター・エレベーターなどで、改札口のある地上の構内に下りると、様相が一変します。


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 サッカーJリーグ「セレッソ大阪」のクラブカラーである「ピンク」と「ネイビー」で彩られた構内の柱や、エスカレーター・階段横の壁面などに、セレッソ大阪一色の装飾がなされています。

 駅の所在地は「阿倍野区」ですが、「東住吉区長居公園」にある「セレッソ大阪」のホームである「キンチョースタジアム(長居球技場)」、「長居スタジアム(長居陸上競技場)」の最寄駅だからです。


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 地域に愛される駅のモデルとして、平成21(2009)年5月、セレッソ大阪が費用を負担して改装、JR西日本としても初の試みでした。

 現在は、昨年来の節電で、やや薄暗いですが、それでも華やかさに目を奪われます。




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 天井からはチームフラッグやマスコットの絵が下がり、乗り場などの表示に使われています。


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 マスコットは「(おおかみ)」。正式には長い名前がありますが、愛称は「ロビー」。

 その母親として、「大阪のおかん」「大阪のおばちゃん」的な、「マダム・ロビーナ」の愛称のマスコットも加わっています。その巨大な画像をご覧ください。


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 巨大画像といえば、ファンにはたまらないこんな姿も…


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 エスカレーター横には、サイン入りの選手の画像が、ズラリ並んでいます。


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 階段横も華やかです。


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 駅のシンボル「鶴」の絵も霞む構内の様子でした。

 「長居スタジアム」など、JRならその名称から、次駅の「長居駅」が頭に浮かびそうですが、長居駅構内には、次のような表示があるだけで、このような華やかさはありません。


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 次回は、鶴ケ丘駅の改札を出てみます。



★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 5月27日 要旨 ☆★


● 《 墾田永年私財法、発布(743) 》

 大化(645年)以来、土地国有の原則で行なわれた「口分田(くぶんでん)」が不足をきたし、723年には新開墾地は三世、荒廃復興地はその身一代は私有地に出来る「三世一身法」で、民間開墾による耕作地の増大が図られました。しかし、期限が近付くと荒廃地に戻ることから、天平15年(743年)のこの日、いくつかの制約はあるものの、開墾した田は永久に私有となる「墾田永年私財法」(墾田永代私有法)が出されました。のちの制度改正を経て、「荘園」を生むきっかけとなります。