4月17日のブログでの、獅子像とバファローズスタジアム(藤井寺球場)の銘盤の在り処。
正解は共に、「大阪阿部野橋駅東改札口」を出たところです。
昭和62(1987)年に開設された東改札口の外、すぐ南の壁面に4面の獅子像があります。
傍らの由来書によると、正式名は「天竺渡来四頭背中合せ獅子像」。
釈迦が初めて法を説いたインド・サルナートの地で出土した「動物彫刻を頂点に戴く石柱」の一部を模刻したもので、平成2(1990)年、日印石彫事業の関係者から近鉄へ寄贈されました。
獅子像の前を、改札口写真の左手方向へ進むと、特急券売り場の前に「花の広場」があります。
その床面に、方位に合わせて大阪各地のスポットのプレートが埋め込まれています。
その内の一つが、「近鉄バファローズ」時代のマスコット「バファ君」をあしらったものでした。
東改札口開設の日を刻した「花の広場」のプレート。
円形の方位の中央部分に配されているのは「桜」。その年7月1日に「大阪市の花」に指定されています。
この3年後に控えている「花の万博」を意識したモニュメントと思われます。
「藤井寺球場」、「花の広場」、方位の「N」・「E」・「W」・「S」以外のプレートを以下、順不同で。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 4月24日 ☆★
● 《 平城遷都1300年祭「平城宮跡事業」開幕(2010) 》
和銅3年(710年)、元明天皇が藤原京から遷した「平城京」。大和川の支流、佐保川・秋篠川が流れていました。平成20(2010)年、年中を通して行なわれた「平城遷都1300年祭」のメインイベント「平城宮跡事業」が、この日から11月7日まで開催され360万人を超える来場者で賑わいました。奈良時代最大規模の宮殿「第一次大極殿」が10年がかりで、また国際交流の象徴「遣唐使船」も復元されました。