平成２（１９９０）年、２０世紀わが国最後の万国博覧会として大阪で開催された「花の万博」。
その「花の万博開催５周年」とその年の「関西国際空港開港」を記念して、「国際花らんまん’９５」が、平成７（１９９５）年の今日・４月２０日から５月２１日まで、花博後に整備された「花博記念公園鶴見緑地」と、「毛馬桜之宮公園」の２会場で開かれました。
花博の理念を継承して、「花と緑のまちづくり宣言」を行なった大阪市は、閉幕日に、２１世紀に向けて世界に誇れる「花と緑あふれる環境先進都市」を目指す「国際花らんまん’９５大坂アピール」を行いました。
以下、鶴見会場の一部を写真で回顧します。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川～この日何の日』 ４月２０日 要旨 ☆★
● 《 新開池新田落札者が鴻池屋に開発権を譲渡？（１７０５） 》
大和川付け替え前に、河内平野北部にあった深野池と並ぶ大きな池「新開池」。その全ての新田開発は当初から鴻池屋が携わっていたと見られがちですが、決してそうではありません。新開池の一部には、付け替え前に既に完成もしくは着工していたものもありますし、付け替え後の開発権に関わる区域の「落札者」や後の「開発者」も、鴻池屋以外の人物がかなり携わっています。しかし、落札者は、地代金の全てを用意することが出来ず、取り敢えずの地代金一括納入のためか、開発権の全てが、宝永２年（１７０５）年閏４月のこの日、鴻池屋に「表面上」譲渡されています。