平成５（１９９３）年に㈶大阪市公園協会が寄贈したという「盆栽庭園」。
大阪市東住吉区長居公園の「長居植物園」の一角に設置されています。
天王寺区の「天王寺公園」にある、元、住友家本邸の純日本式公園「慶沢園（けいたくえん）」を原型縮小したミニチュア庭園です。
平成２（１９９０）年に鶴見区の「鶴見緑地」で開催された花博、「国際花と緑の博覧会」に出展されていたものが、寄贈年に長居植物園内に復元されました。
説明版には、「空間の大きさと造園材料のバランスを巧みに調和させ、日本の伝統的な芸術である日本庭園と盆栽を広く多くの人々に理解していただき、あわせて現代都市生活の中で、わずかな空間を利用してでも簡易に実現できる盆栽庭園の見本として設置された」とあります。
地下鉄御堂筋線「西田辺駅」の近く、阿倍野区昭和町５の和風料理「山（ＺＡＮ）」さんのカウンター前に、可愛いミニチュアが置かれていたので、写真を撮らせてもらいました。
店主・黒木（くろぎ）庄悟さんの、小学校５年生のお子さんの作品だそうです。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川～この日何の日』 １月１８日 要旨 ☆★
● 《 新川計画筋の村々に付け替え工事決定が伝わる（１７０４） 》
１月１５日の項にあった、新大和川の工事中止を願う村々の代表が旅立った同じ日、江戸においては、新川工事を推進する普請奉行に任命された「大久保甚兵衛」ら２人は、大坂赴任のため暇を賜わり、金・時服・羽織を拝領していました。
その３日後、中甚兵衛と共に実際の工事を指揮する、堤奉行「万年長十郎」は新川予定筋の村々の代表を呼びつけ、江戸で新川工事実施が正式に決まったことを伝えました。この日まで決定を知らされず、代表が江戸へ向かった直後のことだけに、その驚きは天と地が逆さになるほどだったようです。