● JR大和路線・加美駅
大阪市平野(ひらの)区の加美鞍作(かみくらつくり)1丁目にある、「JR加美駅」。
JR大和路線の「平野駅」と「久宝寺(きゅうほうじ)駅」の中間駅です。
ホームは地上駅です。橋上駅舎の東向き改札口を出た正面の表示板にもあるように、JR線北側に沿って「加美鞍作」と「加美東」の町界があります。
先ず、駅の所在地から駅表と思われる、南側の「加美鞍作」方面に出て、駅の表示を見てみます。
商店もある賑やかな道路には出ますが、駅への出入口としては、やや寂しい感じです。
次に、「新加美駅」もあるという、「加美東」側に出てみます。
橋上からの眺望です。右側が「JR大和路線」の線路。
真ん中の道路の先に見える高架は、「JRおおさか東線」です。
道路の色が変わっている一筋目を左折すると、すぐに、その「JT新加美駅」があります。
階段を降りる途中で振り返ると、レトロな駅名表示が見えました。
● JRおおさか東線・新加美駅
将来は「JR新大阪駅」まで繋がる、「JRおおさか東線」。
その方面へは、平成20(2008)年に「放出(はなてん)駅」まで、部分開業しています。
その「新加美駅」へは、「加美駅」から、ものの1分もかかりません。
こちらは地上に改札口、ホームは高架と、加美駅とは対照的。駅名表示も時代の差を感じます。
同じJR。こんなに近いのに、二つの駅を介した運賃通算は出来ず、「乗換駅」とはみなされていません。
それが出来るのは、共に東側の隣の駅で、おおさか東線の終着駅になる「久宝寺駅」です。
新加美駅の東側は幹線道路を除いて、都会の喧騒から解放されます。
こんなに広い農地も残っています。
すぐ近くには「大阪市立加美東小学校」があります。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 12月27日 要旨 ☆★
大正4(1915)年に建立された「贈従五位中甚兵衛翁碑」。今米(いまごめ)の旧村社「春日神社」跡地(民有地)に建てられたことから、氏子から中家へ売り渡され、その年のこの日、「契約書」が交わされました。
しかし、売却金低価を理由に許可が下りないため、のち大正10(1921)年、無限専用使用権譲渡の形に変更、氏子へはその補償金150円渡すことで、契約証書が交わされています。
現在は「東大阪市今米公園」。亡き父の話では、児童公園として遊戯具の設置について、市から電話で了承を求めてきたが、市の今米公園とすることに関しては、何の連絡も無かったと言います。