中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記


● 「クリスマス」に改めて「冬至」との関係を・・


 今日・12月25日は「クリスマス」。正式には、キリストの降誕祭または聖誕祭。

 23日のブログのように、新しい太陽の誕生を祝う「冬至の祭」が原点と思われます。

 今、注目を集めている四文字熟語は、「一陽来復」。衰え極まった太陽が復活に転じるという意味のこの熟語は、今年の日本の年末から新年にかけて、ぴったりの言葉です。


 クリスマスツリーの多くは「もみの木」。そして、つきものは「ヒイラギ」。

 こうした木にクリスマスのイメージが強く根付いたのは、共に、寒い冬でも緑豊かな常緑樹で、その強い生命力にあやかりたい気持ちが込められているのでしょう。


 このように見れば、信仰に関係することなく、明日からの日々に希望をもち、健康を願って元気を出すために、この日を何らかの形で祝うのも、意義あることではと思います。

 「クリスマス」と「冬至」の関係を頭に入れておけば、昨今の日本では、忘れがちになってしまった「冬至」を、「クリスマス」シーズンに思い出す・・・というのも、いいことかもしれません。

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 日本列島は、まさに「クリスマス寒波」が到来。日本海側で大雪となりました。

 北風や西風がとても強い大阪でも、最低気温1~2度、最高も10度に届かない日が続いています。

 低気圧が日本海を進むこの季節に、大阪で雪が本格的に降ることは、まずあり得ませんので、せめて写真の画像処理で、ホワイトクリスマスの雰囲気を味わいたいと思います。


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★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 12月25日 要旨 ☆★


 古大和川の流れをくむ長瀬川と玉串川に挟まれた地域にある八尾市の「中田遺跡」で、平成5(1993)年、楠根川改修工事の発掘調査時に、4世紀後半の直径33mの円墳が発見されました。その周囲にめぐらされていた溝から、長さ35cm・幅8cm・高さ8cm程度の船形埴輪が出土。全国20数例の長さ1m程度のものと比べ極端に小さく、最小のものでした。この日に新聞などで報道され、付近の遺跡からは吉備・山陰地方の土器が多く出土していることから、船を利用した交流が盛んだったことが、うかがわれます。