東大阪市吉田５～６丁目にある、近鉄奈良線の「東花園駅」（近鉄花園ラグビー場前）。
大阪（西）側の「河内花園駅」と奈良方面（東）側の「瓢箪山駅」の中間駅です。
ラグビー開催時のみ停車するラグビー場前の臨時駅として昭和４（１９２９）年１１月２２日に開業しましたが、昭和４２（１９６７）年９月１日に常設駅になると共に、「東花園駅」と改称しています。
平成１８（２００６）年３月２１日から、「河内小阪駅」と「石切駅」の間の準急停車駅になりました。
高架工事を終えて、平成２２（２０１０）年５月３０日に供用を始めた「下り線（奈良方面行き）」のホームからは、北流してきた「恩智川（おんぢがわ）」が、駅の南で東へ流れを変える所や、ポンプ排水を行なう「新池島ポンプ場」を見ることが出来ます。
あるいは、上り線（大阪方面行き）の高架ホームが完成するまでの眺望かもしれません。
↑ 古大和川跡 ↑ 恩智川
高架化工事のため、平成１７（２００５）年に、上下線ともに従来の駅より西側の架設駅に移転しましたが、前述のように、下り線のみ高架工事が完成して、「近鉄花園ラグビー場前」の趣を取り戻しました。
高架工事中の上り線ホームは、今も仮設駅が使われています。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川～この日何の日』の１１月２３日の頁は、１７０３年の大和川付け替え正式決定直後の「房総沖震源大地震」と、付け替え後の新田開発完了間近の１７０７年に「富士山爆発」が起きた日として捉えています。