本題の前回(8月31日)は、柏原市の「JR高井田駅」の北にある「高井田横穴公園」の入口から、「柏原市立歴史資料館」へ通じる道を、「屋外展示広場」まで進みました。
その広場をあとに、坂道を登ります。
振り返ると、上の写真のようです。右下に「屋外展示広場」が見えます。
その先、坂道の同じ右手の下方には、「竹林公園」が広がっています。
公園に降りる階段の途中にも、「横穴」が幾つも見られます。
再び道に戻ります。
歩いて来た道を、もう一度振り返ると、こんな感じです。
坂道の右手には「屋外展示広場」や「竹林公園」がありましたが、左手には「横穴」が続きます。
こうした「横穴」群の中で、特に全国的にも有名なのが、「第3支群5号墳」。
「ゴンドラに乗る人物」などが、横穴墓の奥の広い空間に通じる狭まった壁面に、「線刻(せんこく)」で描かれていて、「人物の窟(いわや)」とも呼ばれています。
近年、保存状況が悪化したため、緊急整備が行なわれ、昨年春にリニューアルしました。
剥離・崩落の危険性がある入口の一部は、樹脂で補強されました。
入口扉には、常時内部が見える透明ガラスがはめ込まれ、人感センサーでLED照明が点灯します。
また、入口に至る階段の左手には壁画のレプリカが、右手には解説パネルが設置されました。
「5号墳」をあとにして、道路から階段を登ると、「柏原市立歴史資料館」に到着です。
地域の古墳や古代寺院などの遺跡から発掘された考古資料と、市民から寄贈された民族資料などを擁し、古くから歴史の舞台となった地域の歩みを、時代と共に辿れる「常設展示」の他、年間を通じて各種の「企画展」が開催されています。
中でも、今年で19回目を迎える、秋季の大和川に関する特別展には、府内小学生の見学もあり、盛況を呈しています。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』の9月4日の頁は、中甚兵衛から数えて3代目の中九兵衛重正の後妻の命日として、捉えています。茨田郡点野(しめの)村の田中勘右衛門家の娘「いく」で、5男2女の子沢山に恵まれました。