大阪府柏原(かしわら)市の高井田(たかいだ)にある「高井田駅」。
今から26年前、旧「国鉄」時代の、昭和60(1985)年8月29日、地元からの要望により設置する「請願駅」の最後の駅として開業しました。
その1年半後の、昭和62(1987)年4月1日、民営の「JR西日本」の駅となっています。
「JR大和路線」の「柏原駅」と「河内堅上(かわちかたかみ)駅」の中間駅です。
ホームから改札口へは階段を上り、北と南の出口へは、また階段を下りる「橋上駅舎」となっています。
改札口の東側にある窓からは、線路も見え、美しい景色が眺望出来ます。
右手に、大和川の流れがあり、手前の山の向うに「二上山(にじょうざん)」の頂上付近も見えます。
橋上駅舎を、大和川の流れがある南側へ降りた「南口駅前広場」からは、「近鉄大阪線・国分(こくぶ)駅」との間を、柏原市の「循環バス(きらめき号)」が、平日に無料運行されています。
山間部の、青谷や雁多尾畑(かりんどおばた)にも、乗り入れています。
駅前広場の南側には、「国道25号」の車が大和川堤防上を走っています。
駅前の道から国道に出る手前右側、国道の北側沿いに「白坂神社」があります。
その境内から、国道と大和川の方角のショットです。
一方、駅の北側すぐの所には、「高井田横穴(よこあな)公園」の丘があります。
その方向への駅北口は、線路脇の道路を渡って階段を降ります。
また、駅の西側には踏切があり、列車接近を知らせる信号の音に、何か長閑さが感じます。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』の8月29日の頁も、「関西本線・高井田駅開設(1985)」と題した内容で、横穴公園などにも触れています。