今日訪ねるのは、長居公園の西方にある、「神須牟地(かみすむち)神社」です。
「あびこ筋」と「長居公園通」の「長居」交差点の、1つ北の信号のある「長居公園西口」交差点。
「長居陸上競技場」・「駐車場」・「臨南寺」・「身障者スポーツセンター」などの出入口です。
「長居公園西口」交差点の西側から、「長居中央商店街」を真っすぐ進みます。
交差する「JR阪和線」の高架と「長居商店街」のアーケードをくぐり、商店がまばらになった辺りで、大きな木々が目に入ります。右手は「西長居公園」、左手が「神須牟地神社」です。
公園側からは、本殿の屋根だけが見え神社の裏側であることが分かります。
塀の西端に、「住吉区長居西2丁目1番」の表示がありました。
神社の手前(東)の道を左折すると、東の鳥居があります。
鳥居の横に由緒書が掲げられています。
酒造・医薬の祖神、文武両道の守護神とあります。
また、境外末社として、延喜式内の「多米(ため)神社」が記されているので、後から訪ねます。
神社の南側に回ると、「式内神須牟地神社」の正面の鳥居がありました。
ここから境内に入り参拝します。
境内の樹林は、平成9(1997)年に大阪市の保存樹林に指定されています。
「献馬」の像もありました。
「多米神社」は、さほど遠くない住吉区長居2丁目の庚申街道に面し、長居郵便局横の四つ辻にあります。
「延喜式内・多米神社跡地」の石碑・「多米社」の木製鳥居・「多米社」の標石があります。
高さ16mの楠の大木も、神須牟地神社の樹林指定と共に、大阪市の保存樹に指定されています。
昨日・今日と、二つの須牟地神社の風景の紹介だけに、費やしました。
明日は、読者の方からご教示いただいた堺の「須牟地曽根神社」を合わせ、往古に夢をはせたいと思っています。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』の7月10日の頁でも、神須牟地神社が平成9(1997)年のこの日に保存樹林指定を受けたことと、往古の話題を記しています。