長居植物園で満開の向日葵
「小暑(しょうしょ)」。
カレンダーの説明に、「本格的な暑さが始まる」と共に、「日あしは徐々に短くなる」とあります。
「暑さ」のことは、1日に触れましたが、「日あし」について調べてみます。
「日あし」は「日足」で、ここでは「昼の時間」、即ち、日出(ひので)から日入(ひのいり)までの時間のことです。
6月22日に、日足が最も延びた「夏至(げし)」の、大阪の日出は4時45分、日入は19時15分でした。
日出は、翌日から徐々に遅くなり、7月7日は4時51分。その差6分あります。
一方、夏至に最も遅くなった日入時刻は、その後15日間、全く変わっていません。
日出は、6月末日から2日に1分のペースで遅くなっていて、明日8日は4時52分。
日入は、小暑を終え、明日8日は夏至の前日までの19時14分になります。
「七夕(たなばた)」。
正確には、7月7日の夕方の意味でしょうが、大阪は朝から雨。
引き裂かれた夏彦・織姫夫婦の、1年1度の逢瀬の日に降る雨は、「催涙雨(さいるいう)」と呼ぶそうです。
1ヵ月後の、旧暦7月7日である8月6日の「旧七夕」に望みを繋げましょう。
「川の日」。
昨日は「川の日」が定められた頃から定着した、「日本一汚い川」のイメージそのままの「大和川」の話題でしたが、このところの改善ぶりもご紹介したいと思います。
実は、平成20(2008)年から昨年にかけて、環境基準であるBOD値5ミリグラムを3年連続で下回ると共に、観測記録を更新し続けて、3ミリグラムにまで下がったのです。
昭和45(1970)年に30グラムを越えた数値の、10分の1程度まで改善されました。
もはや、全国ワースト1ではないでしょうが、そんな順位よりも、たとえワースト1や2の汚名のままでも、大和川だけでなく、全国の河川が昔の姿を共に取り戻しつつあることを喜び、更なる改善に力を合わせて励みたいと思います。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』の7月7日の頁は、「川の日」制定の話題です。