気付いたら悲しみの森に迷い込んでいた

 

誰もいない

 

暗くてどこに行けばいいのかわからない

 

動けない

 

 

「こっちだよ」「おいで」

 

 

どこからか優しい声がして

 

その人は

 

この森は寒いから焚き火でもしようかと言ってくれた。

 

燃え上がる炎を見つめて

 

悲しさや苦しさはこの火で全部燃やしたらいいよ

 

 

火の粉が天に舞って

 

それが宇宙に届いて

 

いつか

 

新しい星が生まれたら

 

 

そこに住む人たちはみんな愛する人と一緒にいられて

 

 

誰一人としてこの寂しさという感情を知らない世界だといいな