ニコラスの母は,TVの料理番組に出ていたプロの料理家のアシスタントをしていました。家族の夕飯は,母が腕を振るったフランス料理のコースが多かったそうです。
そんな食生活で育った彼は、舌が肥えており、食べる事も料理を作る事も、楽しみながら、本格的です。
ニコラスは、これまでインディアンレストランでしか味わった事のない,二人が大好きなタリに挑戦しようと思い立ちました。
きっかけは,近所のレキシントンアベニューにたくさんあるインドのお店に,スパイスの買い物に行ったおり,ステンレスのタリの食器を見つけた事です。輝くステンレスの丸いお盆と小さなボールの器を眺めているだけで,美味しいタリを思い浮かべます
彼は早速,あるだけの食器を埋めるべく6品の料理に取りかかりました。
写真の真ん中は,玄米と白米半々の、バスマティライスのガーリックオニオンソテー。上から時計回りに、ヨーグルトサラダ、Bhujiya ブジヤ(茄子と野菜のカレー)、ライスプディングにレーズンとシナモンを散らしたデザート、チキンとトマトのカレー、コリアンドーを散らしたキューカンバー、赤ピーマン、セロリのフレッシュ チャツニ。
味もさることながら,プレゼンテーションも素晴らしく、ライムとジンのサワードリンクも,カレーと相性がよく,初のホームクック タリに拍手喝采しているようでした。