勘平の苦悩お軽の後悔仮名手本忠臣蔵三段目清元「落人(おちうど)」落人も見るかや野辺に若草のすすき尾花はなけれども世を忍び路の旅衣着つつ馴れにし振袖もどこやら知れる人目をばかくせど色香 梅が花散りてもあとの花のなかいつか故郷へ帰る雁まだはだ寒き春風に柳のみやこ後に見て気も戸塚はと吉田橋墨絵の筆に夜の富士よそめにそれと影くらき鳥のねぐらをたどり来る