【大丈夫⇄不安 振り子のように揺れる母心】
育児書に「〇歳〇か月の頃には〇〇ができるようになります」と書かれているのに、うちの子はまだできない。
同い年のお友達ができることが、うちの子はできない。
お姉ちゃんは〇歳の頃にはできていたのに、下の子はできない。
と、ほかの子とわが子を比べて
「うちの子、大丈夫かな…?」と
心配なさっているお母さんへ。
不安がどんどん膨らんだり、
いや、個人差があるものだから、焦らず見守っていれば、
そのうちできるようになるはず。
でも、もしかしたら発達に問題があるのかも…。
「きっと大丈夫」と「でも…大丈夫かな」
の間で堂々めぐりの状態
におちいり、夜も眠れなくなったりしていませんか?
その気持ち、よくわかります。
なぜならば、私もかつて、同じ経験をしたから。
今でこそ毎日楽しく大学で学び、複数のサークルをかけもちしたり、アルバイトに勤しんだりと、充実した大学生活を送る私の一人息子は、
実は4歳のときに自閉症スペクトラムと診断されました。
今から16年くらい前の話です。
あのころの私は、
不安と焦りと苛立ちと絶望と自己嫌悪というネガティブな感情に押しつぶされ、
夜も眠れずメンタルも弱り、
頑張っても出口が見えない暗闇でもがくような気持ち。
まさに八方ふさがりな状態でした。
そこから、まずは自分の気持ちを立て直し、
息子の子育てを通して出会ったたくさんの人に助けてもらいながら、
いろいろな経験を重ねて、多くのことに気づいてきました。
だから、かつての息子のような【かわいい困ったちゃん】に
手を焼いてお疲れのように見えるお母さんを見かけると
「あなたは、こんなにかわいいお子さんと
しっかり向き合って
愛情をこめて大切に育てている
素敵なお母さん。
自信をもってくださいね。」
という思いを込めて、無言でお母さんを見つめるのが習慣になってしまいました。
過去に同じような経験をした私だから、いま発達障害の特性をもつお子さんの母心を敏感にキャッチできるのです。
発達障害の特性をもつ子のお母さん専門
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