「大祓祝詞」は予言書または予定書と書いた。
さて
「天津祝詞 あまつのりと」は以下の文言(大本)である。
これも宗派により少し言い方が違うが内容は同じものと考える。
何でもそうだが、大局でみないと先が見えなくなってしまうことがある。
重箱の隅をつつくことにより、本来の行動ができないことは多い。
さてこれである。
大祓祝詞よりずっと短い。
天津祝詞 あまつのりと
高天原たかあまはらに大天主太神もとつみおやすめおほかみ
あまたの天使かみがみをつどへて永遠とことはに神かみつまります
神かむろぎ神かむろみの御言みこともちて
神伊邪那岐尊かむいざなぎのみこと
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐が原
つくしのひむかのたちはなのをどのあはぎがはらに
みそぎ祓はらひたまふ時ときになりませる
祓戸はらひどの大神おほかみたち
もろもろの曲事まがごと罪つみ穢けがれを
祓はらひたまへ清きよめたまへとまをす事ことの由よしを
天津神あまつかみ 国津神くにつかみ
八百万やほよろづの神かみたちともに
天あめの斑駒ふちこまの耳みみふり立たてて聞きこしめせと
恐かしこみ恐かしこみも
白まをす
この中で注意が必要なのはここである。
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐が原
つくしのひむかのたちはなのをどのあはぎがはら
地名から場所を特定してしまったら間違う。
大祓い祝詞と違い短いがゆえに探りたくなってしまうが今その地名があったとしても
イサナギがみそぎをしたところが現在の場所だと考えて肝心な内容から外れてしまうきらいがある。
そこでこの「天津祝詞」をとなえることで罪汚れが消え去るのならもっと良い世界になっているのではないだろうか。
ただとなえるだけでは、言霊ではないのかもしれないし、大祓い祝詞と天津祝詞の関係をしっかり理解して奏上することなのか?
ともあれ私がたどり着いたことは
どうであれ
正しい進化をしないといけない
そのためには
もう一度産み直す必要があるということだった。
昔から
「人間は小宇宙だ」といわれる。
宇宙はどうしてできたのか?
ビッグバン?
「はじめに言葉ありき」
カミの一息が宇宙を創ったのだ。
その言葉は
「アオウエイ」
これは言霊学を研究していた小笠原孝次氏の文献よりわかったこと。
一部転載
人間天与の精神支柱を言霊アオウエイと確認し、
その上で人類文明創造の原理として
言霊アイエオウを高く掲げた政治の庁を創建し、
この日本の国を世界の高天原として言霊原理の道理
そのままの政治機構を打建てたのでした。
・・・・・・
時は移り、人類の第一精神文明の時代は終わり、
物質科学研究を目的とする人類の第二物質科学文明時代に入ります。
この時代の目的追及を促進するための方便として
第一精神文明の中心法則であった言霊原理は社会から隠没されました。
そのため年月の経過と共に日本と世界の国々との中に於いて
「生めよ殖えよ地に満てよ」と増加する人々の中に種々の罪が発生して行きます。
・・・・・・
人類文明創造の大法である天津太祝詞音図の手法
タカマハラナヤサに宣り直して見なさい。
転載終わり
宗教者が長い間教えを伝えてきたにもかかわらず、今になってしまった。
もともとこの祝詞は 神武天皇即位より遡ること約千年、今より三千七百年前頃と推定されているので言霊学をもってしてはじめて理解ができるものなのだろう。
ちなみに、出口王仁三郎氏は言霊学を相当学んでいる。
ここまで見てみると言霊アオウエイは天から賦与されたもので精神文明の基となったことがわかる。
しかし、物質文明の創建に、「言霊アイエオウ」を使ったのかが気になった。
顕在意識と潜在意識の割合は氷山に例えられるが1:9である。
90%を占める精神の基に「言霊アオウエイ」があるのになぜ違う言霊を文明創造に使ったのか?
問題はここだろう。
私は学者でもないし宗教者でもない。
霊と体がある今の人間しか言霊を変えることはできない。
だからこそ今
誰でもいいからここに気付く必要があったと認識している。
きっと二人気付いてこの言霊アオウエイと宜り直すことができれば
完成するのではないかと思う。
何でもそうだが、答えはいつだって
シンプル・イズ・ベスト!
Simple is best!
続く soon
あおうえい