中国、医療関係の輸出に、ようやく品質検査、ライセンス供与へ | imaga114のブログ

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宮崎正弘氏の情報です

 

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和二年(2020)4月11日(土曜日)弐
         通巻6445号   
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「中国製の不良品は突き返した」と蘭・豪・西(オランダ、オーストラリア、スペイン)
   中国、医療関係の輸出に、ようやく品質検査、ライセンス供与へ
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 とにかく安い。昔から言うように「安物買いの銭失い」。
 医療用マスクはN95という基準がある。オランダは中国製N95マスクが不良品とだったとして返品した。
世界中から不良品への不満の声があがった。

 3月1日から4月4日までの統計で、中国は14億5000ドルを、マスク、体温計、保護服など11品目の輸出で稼いだ。輸出した国は50ヶ国以上になる。このうち、30%がマスクだった。まるで強盗が盗品を被害者に売りつけるような構図。凄いなぁ。

 現在、中国の生産能力は一日にマスクを2000万枚、体温計を40万個、N95フェイスマスクを340万枚である。雨後の竹の子のように、売れると聞けば、異業種からも参入してくるのだ。
 品質管理なんて二の次、契約数量が不足すれば段ボールに石ころでも詰める。

 しかし中国政府はメンツを重んじる性癖も同時に持っている。
だから「中国製の不良品は突き返した」と蘭・豪・西(オランダ、オーストラリア、スペイン)から不満が噴出したため、品質管理をいかに向上させるか、対策を練った。

そして医療関係11品目の輸出検査を強化するという。禁輸ではないが、製造者の工場査察などで、品質検査を徹底させ、精密度が要求される人工呼吸比などの輸出はライセンス制度にするという。でも、輸出検査にも賄賂が横行する国で、文字通りの品質管理ができるのかなぁ。