ひらめき電球アナリストの解説


本日は143円安の8839円で終了しました。


ドレッシング買い期待と言われながら、陰の大引け坊主で終わっています。


弱気の意見が大分増えてきましたし、陰の大引け坊主は、意味としては『かなり弱気』となりますが… そうでしょうか?


(決して月曜日に上げるという意味ではありません。この先の文章を読んでください)


アナリストの解説を見ていると『○○が○○だから買い(売り)』や、『○○期待で買い(売り)』といったようなものが多いです。


前にも書いたと思いますが、○○が〇〇なのは『今』であり、将来もそれが続くとは限りませんし、期待』不確定な要素です。


○○期待などでインする場合、的確なアウトが必要だと思われます。


それが出来ないのであれば、『この台が出そう』といったパチンコなどのギャンブルと一緒になってしまうのではないでしょうか?


ひらめき電球同じ失敗を繰り返す


8/20に9222円の高値を付けたとき、強い強いという解説を聞いて売れなかった投資家は多いと思います。


強いのは今でしたから、不確定な将来に期待するより、すでに大きく上がっているという事実の方が大事だったと思います。


ですから、そういったものをそのまま聞いていては、いつになっても自分のポジションとは反対に株価が動いてしまいます。


『自分が買った途端に下がりだす』や、『自分が売った途端に上がりだす』といった経験が多い方は、少し考えてみて下さい。


きっとヒントになると思います。


8/27に書いたブログも、もしよろしければ読んでみて下さい。


『動かない』という『今』を見て、安心していた投資家も多いと思います。



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明日は、『危機後の金融政策』というタイトルで、米国東部時間午前10時(日本時間午後23時)から始まる、ジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演があります。


注目ポイントは『QE3に言及するか否か』と言われ、まずはこの結果を見てから…という意見が多いようですが、肝心なその後の株価の動きの予想は様々です。


また、相場格言に、『損切りは早く、利は伸ばせ』というのがありますが、これに対して、『高く売るより、早く売れ』という格言があったりもします。


『まだはもうなり、もうはまだなり』という格言も、


・まだ上がると思う人は、もう下がる


・もう下がると思う人は、まだ上がる


ということになり、全く逆の結果になってしまいます。


株価の動きを当てることは難しく、当てるのが難しいなら事実を見るしかありません。


7/26のブログで買ったことを書き、8/9に半分利食い、そして8/20のブログで、残りの持ち株をすべて売り、ノーポジションにしたことも書きました。


すべて事実を見て判断していますが、現在の日本市場は中途半端な位置で、イベントもたくさんありますので、『どっちにも大きく動く可能性があるタイミング』という事実を見て、しばらく様子見と判断しています。


個人的には、ここから下げられると難しく、米国市場は暴落が怖い位置だという事実もありますので、9月に高値を追ってくれれば大きなチャンスが来るかな?と思っています。



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今日の値下がり業種はたったの4業種で、値下がり率1位は海運です。


海運株は非常に安値圏にありますが、個人的には面白いと思っています。


日本は四面海に囲まれた海運国ですから、海運、造船などはなくてはならない業種。


今すぐ買いたいというわけではありませんが、この安値圏で長期投資してみたい業種だと思っています。


よくわからない新興株や、将来がわからないSNS関連に成長を期待するぐらいなら、海運株の安いところを買っておいた方が、数年後に良い結果が待っているかも?


フェイスブックが日本に上陸するとき、『日本にはミクシィがあるからはやらない』って言われてたそうです。


でも今は。


こういったのは流行があり、新しいものができればすぐにそっちに流れます。


グリーやDeNAが数年後にどうなってるかわかりませんから、とても長期では買えません。


個人投資家は長期投資の方が多いですが、短期よりも銘柄選びが重要になってくることには注意が必要です。



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暴落相場で、大きく下がったときは怖くて買えず、相場が大きく上昇してくると強気になって買ってしまう。


前回の高値で売りそびれて後悔したはずなのに、『今回こそはもっと上がる!』と思って売れない。


そんな経験をしたことは、誰もが一度はあるのではないかと思います。


今日は伝説の相場師、山崎種二の本の一文を紹介します。




『相場で成功する初歩的な、そしてもっとも確実なコツは、相場の大きな流れを知ることにある。


下げから上げに変わる。


その時期に買って出れば、あるいは逆に上げから下げに変わった時、すかさず売って出れば、どんな未熟な人であろうと、資金が少なかろうと、多少銘柄の選択を誤ったとしても、儲けの大小は別にして、必ず成功すると言って間違いない。


~中略~


相場が上昇し続けてくると、買いたくなるのが人情だが、買いは次第に難しくなる。


それは、誰が考えても値上がりするのが当然な銘柄から値上がりしてしまうからである。


利益が大幅に伸びるからとか、新製品、新技術の開発に成功したとか、さらには大きな仕手が手を伸ばしているといったような理屈をつけて不確定な期待感に頼るようになる。


そこへ人気が加わってくる。株価は派手に動き出す。ついついそこへ乗る。


危険がどんどん増していることには気が付かない。


ここまでくると、いかにすばらしい相場の名手であろうと、はずれる可能性が高まるのは至極当たり前である。


本当は次の機会をじっと待つべきなのである。


~中略~


うちの調査の若い人が私に聞いた。


「世の中で、あの相場で儲けた、この銘柄で大儲けしたとの話は良く聞きます。でも、財をなし、最後までうまくいった話はあまりありませんが、それはどうしてですか?」


私は「人間の欲には際限がないからだよ」と答えた。


このことは「利食い千人力」の一言にも示されている。


あとから考えてみれば、何故あそこで止めておかなかったかと思うが、その場になるとつい落ち込む落とし穴だ。


そして、何べん繰り返しても、また誘い込まれてしまう。人間の弱さという他はない。』







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本日の日本市場は14円高の9085円、出来高が10億9667万株で今年最低、売買代金が6582億円で今年2番目の低さです。


8/16に9000円を突破してからしばらく横這いが続いていますが、投資家の心理としては『安心感』もあるのではないでしょうか?


日経平均は、寄与度御三家と言われる、6954ファナック、9983ファストリ、9984ソフトバンクなどに支えられ、大きく上がらないが、大きく下がりもしない。


全体的には厳しい銘柄が多いとはいえ、暴落と言われるほど下げてもいない。


こんな時は、安心して保有銘柄をほったらかしにしてしまいがちですが、こういう時にこそポジションの調整がしやすい環境だと思います。


レンジ相場で100円程度の上下をすると、上がったら強気になり、下がったら弱気になるといった無駄な売買をしてしまい、


現在のような動かない相場では、安心してほったらかしてしまう。


個人的には、これは逆なのではないかと思っています。



動かない時間が長くなれば、動き出したら上下どちらにしても大きくなる可能性が高いですので、この時間を有効に使うと良いと思います。




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