私の母は、小さい頃から、身体が弱くて
父と母は、喧嘩ばっかりで、
10も離れている妹は、いつもそれに怯えて泣いていた。



私が、この子を守らなきゃ。
そう心に決めて。



私が、小6の時に、両親が離婚。
私は、父が怖かったから、悲しいより嬉しかった。



それから、妹が小6のある晩。
母は、突然亡くなった。


妹を育てなきゃ。
母の分まで、愛情を注いで、
母の分まで、成長する姿を見てやろう。
母の分まで、、、



そんな想いが、いつしか歪んで、


私の人生ではなく、母の人生を生きていたのかもしれません。


自分の為に、生きることはいけないことだと思ってた。
本当の自分を見せると、嫌われると思ってた。
自分のことは、後回し。
あなたのために。
私を犠牲にして。
しっかりお姉ちゃんしないとだめだと思ってた。
しっかりお母さんしないとだめだと思ってた。

そうしたら、



息子が学校へ行かなくなった。



私のせいだと思った。

私が、怠けていたからだと思った。

もっと頑張らないとって、思った。



でも、本当は、もう無理だった。


もう走れなかった。


いっぱい我慢してた。いっぱい頑張った。


「しっかり」したお姉ちゃんも、お母さんも、




全部うそ。



私は、全然しっかりしてなんかなくて、
本当は、駄目なところがいっぱいで、
本当の自分を一生懸命に隠してた。



私、本当は、


誰かに、助けて欲しかった。



仁さんに出会って、

私は、我慢を少しずつやめた。

私は、LOVEを大切にできるようにった。

私は、少しずつ自分を大切にできるようになってきた。

そうしたら、目に見える景色はきっと何も変わらないのに。

私の瞳には、とっても優しくうつった。



私を許すことは、人を許すこと。

私を大切にすることは、人を大切にすること。

好きなことをすることは、やらないより勇気がいること。

出逢いが、私を幸せにしてくれた。




「ついていく。」



今日は、


私が、そう決めた日。