メイキング見ると、ミュンヘンとサンクトペテルブルグで撮影したって。
俳優さんたちも、検索してみると、登場人物に似てる!
ひっさしぶりの更新になりますね。
DVD鑑賞の感想です!
狂気にまみれた(とされている)とある独裁者とその国の終焉までを描いた作品です。
秘書の一人を中心に描かれていますが、小道具や衣装が半端ない凝り具合!そりゃそうだ(笑)
使えるところは本物を、と。
何よりすごいのが、全編を通じてドイツ語です。
喋らされてる人もいますが、ドイツ語圏の俳優さんばかり。
サンクトペテルブルグの人々も撮影にだいぶ協力してくれたとか。
明確な意思を持って侵攻してくる人を完全に防ぐことは絶対に出来ません。
国民を守るために何かできたんじゃないかな、とか思いますが、周囲も狂気にまみれています(笑)
ただ、史実ベースのお話なので、様々な批評も出ているようですね~。
あんなに怒鳴る人じゃなかった、と地下壕にいた人は言っています。
実際、女性に優しかったようですし。そのせいでエーファとは上手くいかない面もあったようですが…
地下壕での暮らしと、市民の暮らし、そのとき何が起こっていたのか。
狂気に塗れていたのか、それとも、自らが創り出した狂気に飲み込まれてしまったのか。
はたまた、戦前の日本のように国民、世論がそうさせたのか。
深く考えさせられる一本だと思います。
