まず最初に。
少し前ですが、また現役の方の取材が放送されていましたね。
以前に日本支部は
「組織に不満を持つ元関係者のコメントのみに基づき、ゆがんだ情報や誤った結論が出されていることに心を痛めている」
と反論声明を出しておられましたが、今回の現役信者の方の証言内容はゆがんだ情報や誤った結論でしょうか。
そして本題です。
元2世3世の他の方はどうかわかりませんが、私に限ってですと幼少〜社会人数年までの普通の記憶があまりありません。
今もよくまわりの人は、幼少からの記憶を語り合ったり懐かしがったりして盛り上がるのですが、私自身記憶が薄く皆と話が通じ合うことがあまりないのです。
大して生きていくことで障害にはならないのですが、自分の人生が人より薄くなっていることにはちょっと寂しさを覚えます。
このことについては一度病院の精神科に診てもらったことがありました。
他愛もないものからちょっとディープな質問への回答をしたりちょっとした検査をしたり...と。
診察してくれている先生と何度か話していくうちに、親のJW下で育てられたことやそのときにどう感じてたかについても話したと思います。
最終的な先生の結論としては、そもそも幼少時期から感情がなかったことで出来事が記憶にインプットされていない可能性が高い、感情が無かったのはもしかすると、宗教活動に熱心な親の子供として強要され逆らえなかったことで、子供としての幼い感情が出せずに押し殺されちゃったのかもしれない、とのことです。
そして一番びっくりしたのが、先生から
「泣くことできないんじゃない?」
と言われた時でした。
確かにいまだに泣くことが非常に苦手、といよりなぜ泣けるのかというのが自分にとっては正しい表現かもしれません。
またいまだに人が泣く場面で時々「なぜここで泣く?」と思ってしまうことが時々あります。
きっとこれもエホバの証人2世として育てられたことによる傷なのではないかと思っています。
悲しいですがこれも現実ですよね...