京都 2020.11（皇室の名宝展）

2020年　海外の美術館にも行けないし　国内でも大きな美術展やってないし
と思っていたら、これは見たいと思う美術展が冬に2つ関西でありました
１つは「皇室の名宝展」
この美術展には伊藤若冲の「動植綵絵」から４点と「旭日鳳凰図」が
来てるということでいても立ってもいられず見にいきました

「皇室の名宝展」京都国立博物館
10/10～11/23　の期間に開催されていた天皇御即位記念特別展で
日頃公開されていない宮内庁三の丸尚蔵館の作品が展示されていました
そして、なんと「動植綵絵」から前期4作品、後期４作品の計８作品も
きてたのに・・・私はこの美術展に気付いたのが後期に入ってからでした
前期の作品を見損ねたのは悔やまれる～

予約制だったので、11/14日曜日の16：30の予約をして
この時間なら空いてるだろう～と思って行ったら
予想に反して多くの人が来ていました
年齢層も高く、鑑賞スピードもゆっくりで・・
結局私もゆっくり見ることができたのでよかったですけどね

伊藤若冲の作品で断トツ素晴らしい作品「旭日鳳凰図」

2016年生誕300年記念東京で開催された「若冲展」
圧巻の動植綵絵全作品展示に負けない輝きを放っていたこの作品　
再び見ることが出来て私はとっても感動しました

後期展示の動植綵絵は４作品
パンフレットに動植綵絵の作品が掲載されていなくて
手持ちの本や絵はがきも持っていないので
載せれないのが残念

・大鶏雌雄図

・南天雄鶏図

・菊花流水図

・牡丹小禽図
　この作品だけ絵はがきを持ってました
この作品は大好きで、近くで見るとホントすごいんです
緻密なのは一目瞭然　色も同じ白や緑でも濃淡をつけて描かれているし
牡丹が生き生きしてるのがわかるんです

　

絵巻物も多く展示されていました。
絵巻物が広げられていて、ストーリーの説明書きもあったから
みんなガラス越しにゆっくりゆっくり牛歩のように笑
説明があるとやっぱり面白いですよね
ストーリーもあり得ない話ばかりだし

春日権現験記絵
　鎌倉時代のもので二十巻全てが揃う貴重な作品
　春日は奈良の春日大社のこと　藤原氏が春日大社に奉納した絵巻物で
　春日明神の不思議な力、霊験が多く描かれてます
　この絵では春日明神が竹林の上に浮かんでます

霊元天皇即位図屏風
江戸時代の京都御所での即位が描かれた江戸時代の作品です

よく見ると中国のような装飾や服装ですね

源氏物語図屏風
伝狩野永徳となっているので永徳の作品ではないんでしょうけど
なんかこんな優美な絵も描くのね
　

若冲目当てで行ったけれど、さすが三の丸だわ～
展示されている作品どれも素晴らしくて大満足
美術館を出たときにはもう閉館間近の18時になってました
もっと常設でいつでも見れるようにしてくれたらいいのにね～

最後に記念に買ったのは
お気に入りの　「旭日鳳凰図」のクリアファイル
クリアファイルになっても素晴らしい～
次、本物に会えるのはいつかなぁ